結婚記念日に流産した私――その頃、夫はホテルの階下で妊娠中の愛人を抱いていた
レイ
恋愛現代恋愛
2026年07月28日
公開日
9,887字
連載中
江黒通裕は、高価な贈り物さえ与えておけば、半年間の裏切りを隠し通せると思っていた。
しかし、新年祝賀会の大型スクリーンに二つの録音、愛人から送られた挑発的なメッセージ、そして海外で行われた結婚式の写真が次々と映し出され、彼は初めて知る。妻がすでにすべての証拠を集め終えていたことを。
婚前契約に基づく離婚調停が始まり、通裕は流産の診断書を前に跪き、築き上げてきた体面のすべてを失った。
一方、茜は京都へ戻り、ショコラブランドを再建する。白河景人は彼女の作る味を正確に理解し、彼女が自分の仕事を守り続けることも尊重した。
やがて二人のショコラとフランス菓子は東京へ進出する。
そして通裕だけが、誰もいない邸宅に取り残され、残された人生をかけて自らの過ちを償い続ける。