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誕生日、両親が残したのは一万円だけだった――「新しい息子」の正体を暴きに行った僕は、芝居のすべてが自分のためだったと知る
誕生日、両親が残したのは一万円だけだった――「新しい息子」の正体を暴きに行った僕は、芝居のすべてが自分のためだったと知る
ここな
現実世界ラブコメ
2026年07月31日
公開日
1.8万字
完結済
二十歳の誕生日を翌日に控えた寺原考一は、誤って「幸せな家族」というグループチャットに入ってしまう。 両親は見知らぬ青年のために、高級ホテルでの祝宴や高級腕時計、白いグランドピアノまで用意していた。ところが、実の息子である考一に残されたのは、たった一万円だけだった。 この十年間、両親はいつも仕事を優先し、考一を待たせ続けてきた。 今度こそすべてを終わらせるため、考一は黒いスーツを身にまとい、証拠を公開する覚悟で宴会場へ乗り込む。 しかし、会場の巨大スクリーンに映し出されたのは、五歳から二十歳までの自分の写真だった。 両親は考一を捨てたわけではなかった。 それでも彼は再び、「愛」という名目で深く傷つけられたのだった

第一話 私のいない幸せな家

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