深夜のコンビニで夜食をすすめる疲れた美女、実は俺の会社の氷の女帝でした
伊達ジン
現実世界ラブコメ
2026年08月11日
公開日
4,627字
連載中
東都ビジネスソリューションズ株式会社で働く三十歳の会社員・池田一郎は、調整や資料作成には強いものの、自分の成果を積極的に主張しないため、社内では便利な実務担当として仕事を抱えがちだった。
そんな池田の一日の小さな楽しみは、残業帰りに立ち寄る深夜のコンビニで夜食を選ぶこと。そこでいつも顔を合わせるのが、ジャージ姿で疲れ切った美女だった。温かい総菜やスープをすすめるうち、二人は互いの素性を知らないまま、仕事の愚痴まで話せる夜食仲間になっていく。
だが、その女性の正体は、同じ会社で氷の女帝と呼ばれる管理職・周琳。しかも池田は、彼女が責任者を務める社内横断プロジェクトへ参加することになる。
会社では厳格な上位責任者と部下側社員。深夜のコンビニでは、肩書を持たない疲れた男女。二つの距離が重なり始める一方、池田の隠れていた実務能力を認める女性たちとの関係も少しずつ変わっていく。
仕事帰りの夜食、会社では見せない素顔、職場と私生活のギャップ。そして、一日の終わりを誰と過ごしたいのか。疲れた社会人たちの恋と仕事を、身近な食事とともに描く社会人ラブコメ。