目次
ブックマーク
応援する
1
コメント
シェア
通報
きみとだったら
きみとだったら
仙草なつめ
BL現代BL
2026年08月19日
公開日
2,469字
連載中
事務員の優希は帰社の途中でスポーツジムのフライヤーを受け取ってはクリアファイルに納めっぱなしにしているような内気な青年。ティールームで読書をするのが何よりの息抜きだったが、慣れないひとり暮らしに寂しさも抱えていた。   ある日街の交差点でビラ配りをしていた幼なじみの璃琥と再開する。彼が飲食店を開いたことを知った優希は人恋しさから店を訪問した。 複雑な家庭環境で育った璃琥も今ではバンドマンや格闘家を兼業するアクティブな生活を送っている。話し出すと学生時代の思い出をなぞるように話しは弾んでいった。 彼の通う格闘技ジムへの入会を誘われて、習い事が得意な優希は承諾する。セコンドとして共にリングへ上がって応援していくうちに璃琥は徐々に知名度を上げていった。動画サイトの再生回数は数十万回を達成し、ついにはチャンピオンベルトも獲得した。   そして引退を決意した彼から思いがけない告白を受ける。 「きみとだったら」 そう返答した優希は、彼と共に最後のリングに立った。

プロローグ ある事務員のつぶやき

loading