結婚詐欺男に騙された私、純愛御曹司に溺愛されてクズ男に復讐する
みはな椿
恋愛結婚生活
2026年10月16日
公開日
9.8万字
連載中
視力を取り戻したその日、茉衣が目にしたのは、愛してた夫が別の女性と盛大な結婚式を挙げている光景だった。
入籍したのはただの嘘。
茉衣が捧げた三年間の愛も献身も、すべては周到に仕組まれた詐欺にすぎなかった。ようやく目を覚ました茉衣は結婚指輪を捨て、ウェディングドレス姿の写真を引き裂く。
そして養母から突きつけられた、とんでもない要求を受け入れた。
――姉の代わりに政略結婚し、誰もが恐れる御曹司、水瀬千秋へ嫁ぐことを。
みんな千秋は冷酷非情で、妻を不幸にし、跡継ぎにも恵まれない男だと噂されていた。彼に嫁いだ女は必ず不幸になるという。
ところが新婚初夜、千秋は茉衣を腕の中へ閉じ込めると、まるで祈りを捧げるように、抑えきれない想いを込めて彼女へ口づけた。
「茉衣、キスしよう」
やがて元夫は茉衣を取り戻そうと、目を真っ赤にして狂ったようにすがりつく。
「もう彼女と離婚した。頼むから、俺とやり直してくれ。茉衣なしでは生きていけないんだ!」
千秋は冷たく目を陰らせた。
「このいやらしい男を連れ出せ!」