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家も仕事も失った私、合理主義の若手社長に拾われて住み込み家政婦になったら、なぜか婚約者まで頼まれました
家も仕事も失った私、合理主義の若手社長に拾われて住み込み家政婦になったら、なぜか婚約者まで頼まれました
春野陽向
恋愛現代恋愛
2026年10月19日
公開日
3,704字
連載中
祖父から受け継いだ文具店を守るため、五年間、身を粉にして働いてきた丸三桜、二十七歳。 赤字だった店を立て直し、いつか自分が経営者となって、祖父と夢見た「誰もが笑顔になれる店」を作る。それが桜の願いだった。 ところがある日、母親から突然、店の経営を妹とその婚約者に任せると告げられる。 五年間の努力も、祖父との約束も、あっけなく踏みにじられた。 居場所を失い、雨の中をさまよう桜。そんな彼女に手を差し伸べたのは、昼間に偶然出会った青年・呉林照だった。 実は照は、若くして上場企業を率いる二十七歳の敏腕社長。 合理主義で家事が苦手な照から、住み込み家政婦として働かないかと提案された桜は、再出発のためにその申し出を受け入れる。 価値観も生活スタイルも正反対の二人。けれど、一緒に暮らすうちに、照は桜の能力や優しさを認め、桜もまた、不器用ながら自分を尊重してくれる照に心を開いていく。 そんなある日、照に頼まれて大企業の社長一家との会食に同行した桜は、突然とんでもない言葉を聞かされる。 「私には婚約者がいるからです」 しかも、その婚約者とは――桜自身のことだった! 突然始まった偽りの婚約関係。 これは仕事のはず。それなのに、照が向ける優しさや甘い言葉に、桜の心は少しずつ揺れ動いていく。 一方、照には桜に明かしていない過去があって……。 家も仕事も失ったヒロインが、自分の夢と居場所、そして本当の幸せを取り戻していく、契約関係から始まる人生逆転ラブストーリー。

ep1-1 すべてを失った日

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