ネオページ編集部のスタッフがオススメする作品をピックアップしてご紹介するこのコーナー。
今回、紹介するスタッフは小説大好きねこです。
初めまして。小説大好きねこです。好きな動物はうさぎです。最近ネオページ界隈をうろうろしています。
主な仕事は社内のお菓子を食べ尽くすことと、フリードリンクのカフェラテを飲み尽くすこと、なかなかこないオフィスのエレベーターのボタンを連打することです。
特技としてひと昔前に大流行した著名作品に相当後からハマり、そのタイミングで猛烈に周りに勧めてドン引きされることが得意です。名前通り面白い小説が好きです。よろしくお願いします。
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1作目は、Xのコミカライズ版の宣伝きっかけで拝読して、あまりに気に入ってコミカライズ部分を一気に読み切ったあと、原作小説も即全巻購入して最後まで拝読してしまった本作をお勧めします。
酒浸りの主人公で盗賊のハリスさんは、ある日酔っぱらった勢いで奴隷の少女ティアナちゃんを買ってしまいます。
最初こそ大枚をはたいて奴隷を購入したことを後悔したりするのですが、本当は優しいハリスさん、口は悪いものの、そこからは誰が見てもティアナちゃんを大切に扱っていきます。
ハリスさんに出会うまで不幸だったティアナちゃんがどんどん幸せになって明るくなって、少しでもハリスさんの役に立とうとしていくところがものすごくいじらしくて可愛らしく、「あっちでやれよもう!」と思いながらも、どうしてもにこにこ(にやにや)してしまって、ふたりから目が離せません。
食い扶持が増えたぶん働く必要があるハリスさんが働きに出ている間にティアナちゃんに何か起こらないか、他にも出てくる魅力的なヒロインさんたちにハリスさんが目移りしないか(信じてます!)、ハラハラしながらすっかり作家様と漫画家様のペースにのせられてページを手繰ることになりました。
ノベル版は完結していますので、コミカライズから入ってノベル版まで駆け抜けるもよし、最後までじっくりコミカライズで追うもよし。楽しみ方は自由です。
コミカライズ版もとても素晴らしく、愛を感じるコミカライズになっていますので、ノベルから入ってもイメージ通りでしっかり楽しめると思います。
今回ノベル版1巻をご紹介するつもりでしたが、プレゼント用に新刊を購入しようと考えたところどこにも売っていなかったこともあり、今回はコミック版をご紹介させて頂きます。
執筆のお供や勉強のためにもぜひどうぞ! 面白いですよ!! そして、みなさまが書かれる作品も本作のように素敵なコミカライズがされますように!!
「お互いに一番好きな人がいるのに、二番目同士で付き合っている」
な……何を言ってるのかわからねーと思うが、おれも何を聞かされてるのかわからなかった……! という、設定が素晴らしいかつ凄まじすぎるラブコメが2作目のお勧め作品です!
主人公こと桐島くんが付き合っているのは、桐島くんのことを二番目に好きな人(=早坂さん)。桐島くんも早坂さんも、一番目に好きな人が別の人と付き合っているから、お互い二番目に好きな人と付き合っていて。そして、もし一番好きな人と両想いになれたときは、この関係をやめて応援する――!!
この設定だけで相当に震えますが、本編を通して、本命がいる2人の関係は、近づいたり近づきすぎそうになったり。さらには、あれ? これって本命の人もひょっとして…?なんて感覚も覚えながら、物語は進んでいきます。
展開は穏やかながらも、常にドキドキしっぱなしで、ページを手繰るペースを完全に作家様にコントロールされるかたちになって悔しいです! 加えて圧巻なのは1巻のラストシーン。これはもう絶対に見てほしいです。
ラブコメ作品を読んで久しぶりにこんなに震えました。誰であっても翻弄されてしまうシチュエーション、そして確実に魅了されてしまうヒロイン。加えて進めば進むほど物語から目が離せません。
某冬の季節に2人のヒロインの選択を迫られる美少女ゲーム作品のファンの方には特に読んでみて頂きたいです。完全に沼にはまること間違いありません。
シンプルに素晴らしく、ラブコメにもまだ本当にいろいろな可能性があると感じさせてくれた作品です。
小説作品でなくて申し訳ありませんが、3作目として最近最も魂をわしづかみにされたコミック作品をお勧めさせてください!
健全な男子高校生であり、スクールカースト上位な本作の主人公・御堂くんには、実は隠された趣味があります。それはコスメが大好きなこと。バレればクラス内での立場が危ういと日々警戒している御堂くんですが、同時にせっかくのメイク技術を誰かに試してみたくてうずうず…。
そこで陰キャの幼馴染こと日浦くんにメイクを施したら、とんでもない美少女が爆誕してしまって…!? しかも日浦くん(♂)はひそかに御堂くんのことを想っていたというから、もうとんでもない関係が爆誕するのも無理ありませんね!!
この作品の見どころは、丁寧に積み上げられる心情描写と、とにかく可愛い日浦くんの表情。くるくる変わる表情はマイナスイオンを振りまきすぎていて、残業が何時間に及んでも、一目見れば一瞬で疲れが吹き飛びます(会社の机には緊急避難用に日浦くんの複製色紙が飾ってあります!!)。
日浦くんの御堂くんへの気持ちは、もともと幼馴染で距離が近いからこそ、また、性別からも生じる悩みなどもあって揺さぶられてゆきますが、果たして――。
御堂くんの感情込みで永遠に見守っていられますので、小説というメディアではなかなか表現できない日浦くんのアップに尊死しながら、作品としての展開や設定のユニークさにも注目していただきたい一冊です。
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