文学探偵とあやかし奇譚
327人気09.7万字
最初から読むブックマーク応援する
あらすじ
詳細
没落華族の小説家、綺月彩佳は、怪異による兄との離別をきっかけに『一度見たものを決して忘れない』異能力に苛まれていた。いつか怪異というトラウマを克服し、兄の死の真相を追い求める──そう決意していた彼の前に現れたのは、『定期的に記憶がなくなる』という給仕が生きがいの猫又の少女、こまねと、すべてがベールに包まれた青年、通称”堂主”。 そんな二人が看板を掲げるのは、東京都・某書店街の一角にある、深夜しか営業しない古書店”丑三堂”──しかしそこは魑魅魍魎による怪異を調査・解決するための、異能力者による探偵事務所だった。過去の強いトラウマを抱える”似た者同士”の異能力者はお互いの境遇を詮索しない。そんななか、彩佳はこまねの異能に意義を見出し、丑三堂で自らの目標を果たすことに決める。 人間嫌いな人間、彩佳と、人間好きなあやかし、こまねの二人は業務上でバディを組むことになり、怪異への調査を堂主に任せられるが──。これは過去との清算を果たすべく、いつからか身に巣食うようになった異能と向き合う少年少女たちの物語。閉じる
応援チケット
作品アチーブメント
創意工夫ありし者創意工夫ありし者2025-06-21 07:00ネオ・デビューネオ・デビュー2024-07-16 16:03作者のひとりごと作者のひとりごと2024-07-16 16:03
コミュニティ (0)
目次 (24)
しおり
つけとレビュー
2003年生まれ、群馬県在住。精緻美麗な風景描写が読者の心を捉え、10代のネット文豪としてデビュー。2023年、SF×ライト文芸作品『バーン・ホワイトウェイブ』を商業出版。ほか代表作には、純文学作品『鏡鑑の夏と、曼珠沙華』など。閉じる
フォロー
ファンリスト