あらすじ
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この春ちょうど高校二年生になった高峰成哉には、容姿端麗な幼馴染である夕凪灯璃がいた。
ラブコメ世界的に言えば仲がよくて～なんてことが起こりがちだが、二人はそうでもない。
喧嘩しているわけではないが、親密とは言い難い距離感。
そんな距離感に、成哉は単純に人間的に合わないのだろうと、そう割り切っていた。
だがある日、朝家を出ると、玄関前に灯璃の姿が――
「私たち、たぶんお母さんたちが仲良くなかったら、口なんて一切聞かなくなってたよね」
「……ああ、そうだな。そうだと思う」
「成哉だって私のこと嫌いでしょ？」
「ん……あ……う、うーん……ま、まあ……な……」
「だよね。じゃあこれ、お弁当作ったから食べて」
「……え……？」
突然それまで不仲だったはずの幼馴染が手作り弁当を作ってきた。
けれど、その中には実は……ほっ、惚れ薬ぃ！？閉じる
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作品アチーブメント
創意工夫ありし者2024-08-24 02:59
ネオ・デビュー2024-08-24 02:47
作者のひとりごと
他の作品
百合色じゃないあなたの心臓もきっと愛せる先川春（さきかわはる）は、中学時代に仲良くなった姫路つくし（ひめじつくし）のことが好き。
けれど、つくしは春と同じ女の子で、想いを伝えれば、親友同士である今の関係も崩れ去ってしまうと考え、なかなか好きであることを言い出せずにいた。
そうして、高校も同じところに進学し、仲良く日々を送っていたのだが、ある日春は男の子になってしまう。
元々ボーイッシュな見た目をしていたのと、身長にも変化が無かったため、すぐには周りにバレることがない。
しかし、変化は体だけではなく、心にも現れていた。
つくしへの感情が薄れている。恋愛対象が、女の子から男の子へ変わってしまっていた。
体と心の変化に戸惑い、それでもつくしへの恋心を失いたくない春は、苦しみながらも彼女との関係を繋ぎ止めようとする。
