あらすじ
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侯爵令嬢として生きるリーリエ・フィーネ・タールベルクは、ある日突然放火によって両親と家を失う事になる。傷も癒えぬまま心を奮い立たせて強く生きようとする彼女に追い打ちをかけるようにして心当たりのない罪を理由に婚約者の皇太子から婚約破棄を言い渡される。罰として財産差し押さえと国外追放を受けることになったリーリエだが、持ち前の明るさと強さで落ち込むことなく新しい人生を進むことを決める。両親を殺害した犯人を探し出す為に歩み出したリーリエは、良い噂を聞かない皇帝が統治する隣国のエーデル・クランツ王国へ訪れた際に、冷徹で「死神」と揶揄されているアスター・レオンハルト・バウムガルテン皇帝と邂逅してしまう。そこから彼女の運命の歯車は大きく狂い始めるのだった…―。 閉じる
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創意工夫ありし者創意工夫ありし者2024-10-15 17:29ネオ・デビューネオ・デビュー2024-09-10 14:24作者のひとりごと作者のひとりごと
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愛の重い男しか書けないカフェイン依存症閉じる
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夢の罪
夢の罪「夢ちゃん、愛してるよ」今日も私の幼馴染は私には分からない「愛している」を私に注ぐ…―。 幼少期に両親を失って以降、大蛇家に養子として引き取られた夢子は幼馴染の大蛇雨生とその弟の大蛇晴と共に姉弟として育つ。しかし、三人を取り巻く環境と過ぎて行った長い年月は、彼らの関係性を歪にしてしまったのだった。 大人になった夢子は社会人として企業に勤め、雨生はその容姿の美しさから人気俳優になっていた。夢子の事情や時間なんてお構いなしに夢子を求める雨生は毎日呪文の様に「愛している」という言葉を夢子に注ぐ。愛という物がどういう物なのか分からない夢子は、それをただ受け入れる。そして夢子は雨生の甘い言葉と体温に無条件に安堵を覚えるのだった。それが夢子を独占したいという雨生の歪んだ情愛からくる洗脳とも知らずに…―。 ある日を境に実の兄である雨生を嫌悪する様になった晴にどうしてそんな態度を取るのかと夢子が尋ねると「夢ちゃんもそのうち気づくよ、雨生の恐さを」と意味深な言葉を返されてしまう。その言葉に引っ掛かりを覚えつつも真意が分からずに日常を送る夢子は、ひょんな事から雨生が広告塔を務める事になったコスメブランドの社長と邂逅する。それを契機に、歪な愛の運命の歯車は更なる狂気を孕んで加速していくのだった。 ※毎週火・土の午前0時更新予定
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