婚約破棄された武神令嬢は小説家を夢見る契約作品
連載中·新着更新:第47話:緊急隊長会議ですわ!·2025年04月29日 10:57
11,202人気·15·17.4万字
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あらすじ
詳細
ヴィクトリア・ザイフリートは【武神令嬢(ヴァルキュリア)】の二つ名を持つ、騎士家系に生まれた令嬢。 女性ながらに王立騎士団第三部隊の隊長を務めるほどの腕を持つ、稀代の魔法剣士であるヴィクトリアだが、そのあまりの強さに、同じく第三部隊の副隊長である婚約者から「女として見れない!」と言われてしまい、婚約破棄されてしまう。 元々女らしくないことがコンプレックスで、騎士団を辞めたいと思っていたヴィクトリアは大層ショックを受け、人生に希望が持てないまま街を彷徨っていたが、そこで新進気鋭の若手小説家のラース・エンデに出会い、自分も小説家になることを夢見る。 だが、実はラースもヴィクトリアと同じく王立騎士団の団員であったことが判明し、強さに憧れているラースに、ヴィクトリアはマンツーマンで修行をつける提案をする。 そしてその対価として、ラースに小説家としての弟子入りを志願するのだった。 果たして【武神令嬢(ヴァルキュリア)】は、小説家になるという夢を叶えることができるのだろうか……?閉じる
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創意工夫ありし者創意工夫ありし者2025-04-30 10:02ネオ・デビューネオ・デビュー2025-01-15 20:41作者のひとりごと作者のひとりごと
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義理の妹と二人で初詣に出掛けたら
義理の妹と二人で初詣に出掛けたら「お兄ちゃん」 「ん? ――!」  おもむろに俺の部屋に入って来た祐実(ゆみ)を見て、思わず息を吞んだ。  祐実は青を基調にした花柄の振袖を着ており、普段は下ろしている髪をアップにしていたのだ。  艶めかしいうなじが覗き、得も言われぬ背徳感がよぎる。 「どうしたんだよその格好」 「……お兄ちゃんと、初詣に行きたくて」 「……ああ、初詣か」  確かに今日は大晦日。  子どもの頃はよく二人で初詣に行ったものだが、祐実が高校に入ってからは、祐実は友達と初詣に行くようになり、去年も一昨年も大晦日は別々に過ごしていた。 「今年は友達とは行かないのか?」 「……うん、今年はお兄ちゃんと行くって言ったから」 「そ、そっか」  何故今年に限って俺と行きたいなんて言い出したのかは見当もつかないが、別に断る理由もないしな。 「じゃあ、久しぶりに二人で行くか」 「……うん!」 「――!」  普段は無表情な祐実が不意にヒマワリみたいな笑みを浮かべたので、俺の心臓がドキリと一つ跳ねた。  イ、イカンイカン、妹に対して、何をドキドキしているんだ俺は。  今から約10年前、俺が9歳、祐実が8歳の時に親が再婚して義理の兄妹になった俺たち。  この10年、俺は祐実のことを兄としてずっと守ってきたんだ。  最近はめっきり大人の女に成長しつつある祐実を見て、煩悩に頭が支配されそうになることが増えたが、いい機会だ、除夜の鐘を聴いて煩悩を退散させよう。
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