徒花―西洋版―
連載中·新着更新:第10話 矜持·2024年12月22日 18:41
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あらすじ
詳細
女性の爵位継承が認められていない国で、ウィルベリー伯爵家には息子が生まれなかった。伯爵家嫡女のシルティが7歳になっても、結局跡継ぎとなる男子が誕生しなかったため、ウィルベリー伯爵家に養子がやってくることになる。齢5歳の男子の名はセドリック。黄金に輝く金髪と、夏の晴天のように美しい碧眼を持った義理の弟とシルティは仲を深めていくが、それは家族愛にとどまらず――。咲いても実を結ばない花・徒花のような、忍ぶ想いを描く恋愛ストーリー。閉じる
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作品アチーブメント
創意工夫ありし者創意工夫ありし者2024-12-22 18:46作者のひとりごと作者のひとりごと2024-12-22 18:46ネオ・デビューネオ・デビュー2024-12-22 18:30
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つけとレビュー
こんにちは😃『アナマチア』と申します❣️ 有り難いことに、NSP03で佳作を受賞しました! 受賞したのはBL小説の『寝取られ伯爵令息の受難』です。 ドロドロ愛憎劇、じれじれ、元サヤエンド、ヤンデレ、メリバエンドが大好きです!ハッピーエンドももちろん好き💕 BLはノンケ受け、年下攻め、オメガバ、花吐き病、ふたなりなどなど、二次創作をしていたのでBL大好きです! ホラー、イヤミス好きでもあります!(書けないけどw) 是非、仲良くして下さい(*˘︶˘*).。.:*♡ どうぞよろしくお願いします(❁´ω`❁)閉じる
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徒花ー大正時代版ー
徒花ー大正時代版ー※投稿休止中(ネオページオンリー) 第一次世界大戦の終結を期に、西洋文化が定着し、大衆文化が花開いた時代。 ――大正。 その頃おいに、白壁に蒼い屋根が美しい洋館を訪れた、一人の美しい少年がいた。 少年の名前は、麻生薫(あそうかおる)。 朝日に照らされた稲穂を彷彿とさせる黄金に輝く金髪と、夏の晴天のように美しい碧眼を持った、混血児(あいのこ)である。 没落寸前の傍系の貴族家から買い取られた薫は、義姉となる少女・吾桑絹依(あそうきぬえ)と対面する。 絹依は赤い振り袖を着て、ぬばたまの黒髪を背中に流し、一房だけ菫色のリボンを髪に編み込んだ可憐な少女だった。 「あなたがわたくしの弟になるお方ですの?」 小鈴の音に似た愛らしく響く声に、薫はふっくらとした頬を、桜桃(さくらんぼ)色に染めた。 「わたくし、吾桑絹依と申します。お友達には『ぬい』とも呼ばれておりますの。よろしかったら、『ぬい姉様』とお呼びになって」 おっとりと朗らかに笑う絹依に、薫は「よろしくおねがいします。ぬい姉様」と言った。 すると絹依は、心の底から嬉しいと言わんばかりに、太陽のような笑顔を見せた。 そのまばゆいばかりの笑顔に、薫の心は一瞬で奪われてしまった。 それは薫が、絹依に一目惚れし、生まれて初めて『愛』という感情を抱いた瞬間だった。 ――穏やかに年が過ぎ、薫が十四歳、絹依が十六歳の頃。 絹依に、江戸川槍輔(えどがわそうすけ)という想い人ができてしまう。 槍輔は、色素の薄い茶色い髪とチョコレートのように甘い瞳をした、大日本帝国陸軍中尉の肩書を持つ偉丈夫だった。 そして、絹依と槍輔は婚約してしまう。 「ぬい姉様は、僕のものだ。誰にも渡さない」 愛する絹依を取り戻す為、薫は自分の容貌と身体で、槍輔を誘惑することを決意する。 果たして、薫の目論見通りに二人は婚約を破棄し、薫は絹依を手に入れることができるのだろうか? この物語は、愛することで与えられ、愛することで失ってしまう、愛に翻弄される三人の登場人物の群像劇である。
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