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連載中·新着更新:第1話 狍子と郁金香·2025年06月06日 12:26
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あらすじ
詳細
十年前、A町で一つの奇妙な事件が起こった。 ある嵐の夜、一人の人間が確かに死んだ――しかし、その遺体は翌朝には消えていた。 警察も住民も「誰かが死んだ」ということだけは知っていた。血痕、壊れた家具、そして何よりも“死”の空気が、家の中に色濃く残っていたからだ。だが、遺体がない。死亡届も、身元も、葬式もない。 そしてさらに不可解なのは、それ以降、町の人口が一人分だけ合わないという事実。 名簿も、記録も、記憶も――全てが自然に一人分だけ“埋め合わされて”いた。 住民たちは次第にその話を口にしなくなり、事件は風化した。だが十年後、一通の手紙が町に届く。 「私は死んだ“あの人”が誰だったのか、知っています。」 ――再び、A町の時間が動き出す。 閉じる
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作品アチーブメント
ネオ・デビューネオ・デビュー2025-06-04 15:17作者のひとりごと作者のひとりごと2025-06-04 15:17創意工夫ありし者創意工夫ありし者
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