あらすじ
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それは、妊娠二ヶ月の朝だった。 夫のスーツを整えていた手が、内ポケットで止まる。 コンドーム。 開封済み。 中身がいくつか減っていた。 なのに、私のお腹には、もう子どもがいる。 ――その日から、手が止まらなくなった。 ドアノブを拭く。 冷蔵庫を拭く。 彼が触れたものを、全部。 何度も何度も洗っているのに、何かが落ちきらない気がする。 自分でもわかっている。 汚れているのは、手じゃない。 義母は言った――「許してあげなさい」と。 実の母は言った――「離婚して、あんたどこ行くの」と。 夫だって泣きながら謝った。 私は笑いながらうなずいた。 そして一人になるたび、また手を洗い続ける。閉じる
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創意工夫ありし者創意工夫ありし者2026-03-30 15:38ネオ・デビューネオ・デビュー2026-03-30 15:37作者のひとりごと作者のひとりごと
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