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あの子がお腹にいるのに、使うはずのなかったコンドームを見つけた日から、私は手を洗うのをやめられなくなった
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プレミアム
あの子がお腹にいるのに、使うはずのなかったコンドームを見つけた日から、私は手を洗うのをやめられなくなった
恋愛
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結婚生活
完結済
・
最近更新:第30話 一年後
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2026年04月09日 13:05
4,829人気
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★ 5
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7.5万字
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それは、妊娠二ヶ月の朝だった。 夫のスーツを整えていた手が、内ポケットで止まる。 コンドーム。 開封済み。 中身がいくつか減っていた。 なのに、私のお腹には、もう子どもがいる。 ――その日から、手が止まらなくなった。 ドアノブを拭く。 冷蔵庫を拭く。 彼が触れたものを、全部。 何度も何度も洗っているのに、何かが落ちきらない気がする。 自分でもわかっている。 汚れているのは、手じゃない。 義母は言った――「許してあげなさい」と。 実の母は言った――「離婚して、あんたどこ行くの」と。 夫だって泣きながら謝った。 私は笑いながらうなずいた。 そして一人になるたび、また手を洗い続ける。
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最近更新:第30話 一年後
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ゆいぽん
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