あらすじ
詳細
月森は、自分のすべての創作の源である貴重な原稿を、恋人であり上司でもある龍崎耀への誕生日プレゼントとして差し出した。 だが、彼はそれを複製し、出世欲に燃える新人女優・白石莉央の手に渡した。 月森はカメラの前で、下手な演技で自分の筆に込めた魂のセリフを読む莉央を見つめ、龍崎耀に「臨機応変さが足りない」「全体を見ていない」と責められる耳を傾けるしかなかった。 最後には、その原稿を使って罠を仕掛けられ、盗作の濡れ衣を着せられ、社会的に抹殺され、会社からも容赦なく切り捨てられた。 人生が完全に壊れたと思ったその時、業界で冷徹かつ天才として名高い監督・九条朔夜が現れ、ただメールアドレスだけが書かれた私的なカードを差し出した。 「本当に書きたい物語があるなら、見せてくれ」 その後、龍崎耀が莉央のために開催した盛大な発表会に、月森は九条監督と並んで現れる。 彼女は会場で、莉央が自ら罠を仕掛けたことを認める録音を再生し、九条監督は全世界に向けて宣言した――次回作の脚本家は、月森ただ一人の名前で署名されると。 祝宴が終わった後、九条監督は彼女を建物の階下まで送る。手渡されたのは、古びた真鍮の鍵。 「これは祖母が鎌倉の家で使っていた鍵だ。海に面していて、執筆にぴったりだ。もちろん」 彼は月森の手を握りながら続ける。 「許してくれるなら、君の未来の物語のすべてに、最初の読者として、そして唯一の主役として関わりたい」 閉じる
応援チケット
作品アチーブメント
創意工夫ありし者創意工夫ありし者2026-06-09 01:44ネオ・デビューネオ・デビュー2026-06-09 01:43作者のひとりごと作者のひとりごと
コミュニティ (0)
目次 (10)
しおり
つけとレビュー
フォロー
他の作品
ファンリスト