あらすじ
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誰もが、静香は取り乱すと思っていた。 移植されるはずだった心臓を奪われたときも、彼女は騒がなかった。婚約を解消されたときも、騒がなかった。深夜に別邸を追い出されたときさえ、何ひとつ言わなかった。 静香は静かに合意書へ署名し、静かに一本の動画を撮り、静かに自らの遺体を有栖川医療研究所へ献体した。 やがて、その動画はインターネット上で拡散された。 警察には、田島光代の自白と三つの物証が届いた。義妹は病院で死亡し、婚約者は屋上から身を投げた。 そして静香がこの世界に最後に残したものは、何ひとつ書かれていない一通の手紙と、永遠に答えの出ない問いだけだった。 ――彼女は、いったいどこまで知っていたのだろうか。閉じる
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ネオ・デビューネオ・デビュー2026-07-22 19:51創意工夫ありし者創意工夫ありし者作者のひとりごと作者のひとりごと
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