あらすじ
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人の顔を認識できない早津紀にとって、青いシャツだけが婚約者を見つける唯一の目印だった。 人混みの中でも彼を見つけられるように、彼女は自分の手で青いシャツを縫った。 それは、彼女が彼を愛している証であり、世界で唯一頼れる「目印」だった。 しかし婚約者の黒沢徹は、彼女が何を必要としているのか一度も理解しなかった。 痛む指のために特注の指サックが欲しいと言った時、彼が買ってきたのは神谷凛が勧めた化粧品。 甘い物が苦手だと何度伝えても、彼はいつも神谷凛の好きな蜂蜜ケーキを選んだ。 銀座で自分のブランドショップを開きたいという夢も、「安定の方が大事だろ」と簡単に否定された。 三度伝えたことも、彼の中には一つも残っていなかった。 そしてある日。 黒沢徹は、別の女性を選んで彼女の前から去った。 その夜、青いシャツを着て帰ってきた男は――彼女が知らない人だった。 彼女は、人を間違えた。 けれど、その間違いこそが、彼女に初めて「ちゃんと見てもらえる」人生を与えた。 やがて真実が明らかになった時、元婚約者が戻ってくる。 同じ青いシャツ。 同じ目印。 けれど、彼女を大切にするのは一人だけ。 彼女が最後に選ぶ相手は――誰なのか。 閉じる
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創意工夫ありし者創意工夫ありし者2026-07-28 15:48ネオ・デビューネオ・デビュー2026-07-28 15:48作者のひとりごと作者のひとりごと
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