亡くなった人のスマホを整理したら、遺族も知らない人生が見えてきた
連載中最近更新:第1話 消す前に、一度だけ2026年08月14日 18:00
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あらすじ
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首都圏の小さな専門業者、デジタル遺品整理室。そこで中心実務を担う三十歳の橋本邦彦は、亡くなった人が残したスマートフォンやPC、クラウド、SNS、写真、メッセージ、契約情報などを整理する専門家だ。 物語は、妻を亡くした男性から、自分の名前が付いたフォルダを中身を確認せず消去してほしいという依頼が持ち込まれるところから始まる。しかし、残された写真や文書、その更新日時を調べていくと、依頼人が想像していたものとは違う意味が浮かび上がってくる。 怪しく見えるメッセージ、食い違う位置情報、残された未送信メール、家族の知らないオンライン上の交流。橋本は一つのデータだけで答えを決めず、現実の場所や関係者の証言、契約や権限まで照合しながら、故人が残した人生の断片をつないでいく。 だが、この仕事で難しいのは真実を見つけることだけではない。見つけたものを残すのか、伝えるのか、消すのか、それとも見ないのか。技術的に確認できることと、確認してよいことも同じではない。 事務所の仲間に加え、葬儀社、通信事業者、行政書士、賃貸管理会社、介護施設など、それぞれ異なる専門領域を持つ人々と協力しながら、橋本は正解が一つではない依頼に向き合っていく。そして案件を重ねるほど、仕事上の信頼から始まった女性達との距離も、少しずつ仕事だけでは収まらなくなっていく。 データの意味が反転する謎解きと、故人と遺族の双方を尊重する最後の選択。秘密を暴くことだけを正解にしない、現代のデジタル遺品をめぐる職業ヒューマンミステリー。 ※死者からの検索履歴、削除しますか? ~デジタル遺品整理室の暗号解読~のリメイク版です。 閉じる
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深夜のコンビニで夜食をすすめる疲れた美女、実は俺の会社の氷の女帝でした東都ビジネスソリューションズ株式会社で働く三十歳の会社員・池田一郎は、調整や資料作成には強いものの、自分の成果を積極的に主張しないため、社内では便利な実務担当として仕事を抱えがちだった。 そんな池田の一日の小さな楽しみは、残業帰りに立ち寄る深夜のコンビニで夜食を選ぶこと。そこでいつも顔を合わせるのが、ジャージ姿で疲れ切った美女だった。温かい総菜やスープをすすめるうち、二人は互いの素性を知らないまま、仕事の愚痴まで話せる夜食仲間になっていく。 だが、その女性の正体は、同じ会社で氷の女帝と呼ばれる管理職・周琳。しかも池田は、彼女が責任者を務める社内横断プロジェクトへ参加することになる。 会社では厳格な上位責任者と部下側社員。深夜のコンビニでは、肩書を持たない疲れた男女。二つの距離が重なり始める一方、池田の隠れていた実務能力を認める女性たちとの関係も少しずつ変わっていく。 仕事帰りの夜食、会社では見せない素顔、職場と私生活のギャップ。そして、一日の終わりを誰と過ごしたいのか。疲れた社会人たちの恋と仕事を、身近な食事とともに描く社会人ラブコメ。