さわき一海
現実世界青春学園
2024年07月11日
公開日
29.8万字
連載中
第7章(最終章) 人形職人と管理者の系譜
開始しました。
1人にフォーカスする形ではなく、
図書館の謎、数人の『本』が無い謎、過去の謎など、
謎明かしがメインになる章となります。
よろしくお願いいたします!
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とある別次元に、個人の人生を全て書物に記録し、保管している図書館がある。
管理者と「招待」された者、その関係者しか知り得ない、秘密の図書館――
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高校二年生の神谷 慧(さとい)は、他人の感情を感知する能力がある。
しかし、この能力には大きな欠点がある。
制御できずに発動し、さらに他人の負の感情しか感じ取ることができないのだ。
ある日、屋上で学校のアイドル椎名 澪央(みお)と偶然出会ったことで、
彼は「キオク図書館」に導かれる。
そこに居たのは図書館の管理者と名乗る、
外国人らしい見た目をした謎の人物、アレクシスだった。
アレクシスに『本』を読んでもらう形で、慧は澪央の悩みを知る。
そして、助けになりたいと思うのだった――
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図書館を通じて、慧は友人を増やしていく。その先には、何が待っているのか――
第1章 人形みたいな少女
第1話 キオク図書館へのイザナイ