目次
ブックマーク
応援する
いいね!
コメント
シェア
通報

第4話 ユニークスキル検証

 部屋に引きこもり3日目、俺は早速ユニークスキルであるスキル喰らい(スキルイーター)の検証を朝からしていた。

 どうやらこのスキルは、スキル持ちの相手からランダムでスキルを一つ奪うことが出来るようだ。 

 レベルがあるみたいだから、レベルが上がれば任意のスキルを奪えるようになるかもしれない。


 食事を持ってくるメイドに、ドア越しに試しに使ってみたら生活魔法を奪うことが出来た。

 数日様子を見ていたが、スキルを、奪ったメイドは変わらず仕事をしていた。どうやらこのスキルは相手のスキルを全て奪うわけではないようだ。これはまだまだ検証しないと全部分からない。

 スキルを奪うさい、相手のスキルを確認することが、出来た。簡易的ではあるが鑑定に近い能力があるようだ。

 鑑定のスキルは大変珍しく、どのようなスキルを持っているか分かれば、その人におすすめの職場を案内したり、どんな戦い方が向いているのかオススメすることが、出来る。


 屋敷には、まだまだ色々なスキルを持っている人がいるだろうから、ゆっくり試しながらこのスキルを使いこなせるようにしていこう


 引きこもり生活は7日目、この間に俺は新たなスキルをいくつか手に入れることができ、スキルのレベルを上げることも出来た。

(生活魔法LV2)(隠密LV2)(剣術LV2)(魔力操作LV3)(風魔法LV1)

 手に入れることが、出来たのはこの5つ この部屋に近づく人に片っ端から試して手に入れることが出来た。どうやらこのスキルにはレベルがあるようで上がることによってなにが出来るか調べる必要がある。


 生活魔法を、手に入れて色々試した結果クリーンという魔法が使えた。それっぽい呪文を言ったりポーズをしたり魔法の効果を具体的に考えたりしてたら出来てしまった。まだ発動条件が不安定だから、これも調べないといけない。

 ちなみにこの魔法は簡単に言えば対象をきれいにするというものだ。


 今は、夜に冷たい水と布を与えられそれで体を拭いていたのだが、このクリーンを使った後はお風呂の後みたいにさっぱりとすることが出来清潔を維持出来る 


 もちろんベッドのシーツの交換なども来ないのでベッドにもクリーンを使い夜は気持ちよく眠っている


 さて、スキルも増えてきたので、今日は新しいことに挑戦にするつもりだ。 ここ最近両親が夜に馬車に乗り出ていくのを見ている 


 そのタイミングを待って隠密を使って外に出ようと思うのだ。魔法ではないスキルは感覚で使えたので隠密で気配を消して屋敷から出てみようと思う。


 実は試したいことがあった、このユニークスキルで人からスキルを奪うことは出来たが、モンスターから奪うことは出来ないのだろうか?

 もしもだ奪うことが出来たら色々なスキルを手に入れることが出来るんじゃないかと考えていた。


 俺は、そんなワクワクな気持ちを押さえながら静かに両親が出ていくのを待っていた。

この作品に、最初のコメントを書いてみませんか?