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第11話 魔法を使ってみよう

 メルヴィス親子の自己紹介が終わり、今後話し合いをする時の場所などを考えないといけない。


 今日はメルヴィスの指示のもと近くに他の人はいないが、毎回こうはいかないので、安全に会える場所を考えなければ


 その時、俺は一つの計画が浮かんだ 時間はかかるが自身の成長に繋がるし 安全な場所になるのは間違いないとおもった


「メルヴィス、一ついいか?鑑定で見えていると思うが俺のスキルに土魔法があるだろう?まだレベルは低いが、これで俺が寝ている小屋に地下室を作れないだろうか?」


 俺が考えたのは土魔法を使い 地面を掘り 硬め 余った土はアイテムボックスに回収するを繰り返して地下を掘り進み、空間をいや 秘密基地を作ろうじゃないかという計画だ


 問題があるとしたら、俺は魔力を纏うように使うことは出来るが、魔法としては使ったことがない そこを解決出来たら色々新しいことにチャレンジ出来るだろう


 メルヴィスだったら魔法の使い方わからないだろうか?


「なーメルヴィス魔法ってどうやって使うんだ?」


 俺は魔力そのものを使って肉体の強化は出来るが魔法としての使い方を習っていないから使えなかった。感覚でできそうな気もしたが暴発して事故とかはゴメンだから使ってこなかった。


「レイ様魔法はイメージです 魔法とは信じる力を糧にして具現化する力 自分がこうしたいと、より具体的にイメージし それに、にあう魔力をくわえることで発動する イメージが足りなかったり、魔力が足りなければ発動しないか、不完全な形で発動することになります。それをカバーするのが呪文です イメージさえ完璧なら無詠唱での発動も可能でしょう」


 俺はメルヴィスの話を聞き、ニヤけるのが止まらず顔がヒクヒクしてるのを感じた 魔法はイメージ イメージが完璧なら発動する。


 ふっふふ フフハハハ 二人が俺を見てちょっと怯えた顔をする、イカンいかん 俺を気持ちを抑えて深呼吸をする す~はー よし大丈夫だ。


 イメージなら自信ある なにせ前世の学生時代では、闇歴史が深い 色々なアニメ 漫画 ライトノベルを読み漁り 魔法や異能力などを本気で研究していた時期もあるくらいだ そんな俺のイメージの力を見せてやる。


 まずは、手始めに風魔法で イメージするのは風の刃 とにかく薄く、それでいて微細な振動をすることによって切れ味を極限にまで高めた刃



      「ウィンドカッター」


 手のひらサイズの刃 それが手を向けた先に向かって飛んでいく 目の前にあった頑丈そうなテーブルを抵抗なく進み テーブルを真っ二つに切り裂く 


 こわっ たしかに切れ味が上がるイメージをしたがあんな小さな刃でテーブル真っ二つかよ でもこれで魔法は使えるな 次は土魔法で色々試そう 今のでだいたい分かった イメージはちょっとゆるめにしておこう 効果が高すぎる

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