流星群の予報を聞いて
あてがないからこそ旅に出る
わずか一キロにも満たない
舗装されたばかりの道
夏草が隠していた斜面
いまはすべてがあらわになって
宇宙線を浴びている
紫外線による劣化より
倦怠感が蝕んだ心を気にしろよ
たいていのトラブルは修復できる
さあ出ておいで
ぼくは味方にならないけれど
きみを見守っているから
相反する価値観を戦わせるより
目と目を合わせて握手を交わせればいいだけだろう
ぼくは孤立してしまうけれど
きみが見守っていたのが
頭から離れられなくなっていた
さあ出ておいで
たいがいのいざこざは試練らしいよ
乗り越えられる課題ってことさ
さあ解決しよう
ぼくは味方になれないけれど
きみがきみの味方になれる
見守るだけの関係は
世間じゃ物足りないって思われるらしい
赤外線が見えなくたって
冷えた体を暖めてくれるから
さあ