ありとあらゆる死語に包まれて
記憶と空想が渦まきやがる
現代っ子と呼ばれてみたら
詩文の一世紀なんて刹那だよ
朽ち果ててしまったローズゼラニウム
ふれた手に残り香
伸びた枝を切っておいた
水につけたよ
根を出してみろ
きりがないんだ
ぐるぐる
まだかよ まだかと
ぐるぐる
新人類とは世代が違う
これからどんな称号がつく
春が来れば桜が咲くし
夏の前には紫陽花きらめく
いちいち呼び名を変えなくても
生き抜こうとするのが命です
絶望の崖から飛び降りてみても
海の底が天に続きますか
たぶん
あまりにも
まれだからこそ
天文学的な奇跡レベルで
おれは未来を思い描く
夢が破壊された環境で
望みないよと諭されながら
それでも未来を思い描く
絶対くちにしてやるもんか
おまえらに壊させたりしない
四半世紀なんて星の瞬き
鳥さえづる気配に朝だと気づき
自己嫌悪の深みに落ちた
なにもかもが自分
どれもこれも自分
なのに誰かのせいにしようとして
切り抜けてきた日々がある
ああ
なあ
まあ ムリでしょう でも
おれだけは おれを
イケナイコトかもしれないけど
ほんの実験
おれは おれを
すると
相手の意向に惑わされず戦える気になって
あの目をキッと見れるはず
まっすぐ