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第105話 第一フェーズへ

〇狭間の世界



もう一人の龍道 進により語られた3種族の話によると、この世界の世界の均衡は破られようとしてるらしい



竜族はその絶大な力を持って他種族への不干渉という禁を破り、多くの人族を攻撃しその命を奪った


人族は底なしの向上心により、タレントという絶大な力を得てその無限の成長により、魔族や竜族に匹敵する力を有する個体が現れた


そして魔族は・・・・他種族の血を取り込む事により種族神により課せられた戒めを打ち破ろうとしてる・・・・


「そ、それを神様たちは知ってて何も手を打たないのか!?」


『神か・・・三神に何を期待してる?』


「いや・・・それは・・・ほら、神罰とか・・だってよ神様の決めた節理を犯したんだろ?神様はそんな連中を罰するだろ?」


『神罰・・・神罰か・・お前の世界の神とは働き者だな・・・残念だが、この世界の三神にはそこまで世界に干渉する事はない』


〈三神が干渉出来るのは、竜の配偶者を選定したり、人から超常の力を持つ数人に特別なスキルを与えたりする位だよ〉


「そ、そんな・・・だったらザビーネの・・魔族の暴走をどうやって止めれば・・・何とかしないと・・」



『・・・・・・・・・』



〈もう一人の僕・・・すすむん、僕たちは、彼の事を信じて託すと決めたはずだろ?〉


『・・・・お前がそこまで言うのであれば・・・いや・・そうだな』


「何か方法があるのか!?だったら早く教えてくれ!!」


〈もう一人の龍道 進、君はドラゴンロードだが、その力・・・違和感は感じないか?〉


「違和感?いや・・・特に・・・ってそんな事は良いんだ、遠回しな話は止めて本題に入ってくれ!!」


『・・・お前はもう少し視野を「頼む!!この通りだ!!!」・・・・』


俺は二人に向って深々と頭を下げる・・・・


〈そこまで・・・・分かった、単刀直入に言うね、今の君はドラゴンロードのスキルと基本職のパッシブスキルしか使えてないんだよ〉


『今の貴様には3つのプロテクトが施されていて、力を制約されているのだ』


「なっ!?何で?なんで・・・なんでそんな事をする!?訳がわかんねぇ」



〈それは、あまりに危険すぎるんだ・・・君自身が・・・いや君自身よりも世界が混沌に陥る事になりかねない・〉



【ふふふ・・・はははは、これでいい・・・これで世界は混沌を迎える・・・】


ハンター協会支部で人狼がドラゴンロードに覚醒した俺を見て言った言葉が頭をよぎる・・・


「俺が・・・・・」


『だが、今のままでは魔竜人・・・デモ・パンデモニウムだったか・・あれには勝てないだろう』


〈・・・・・・・・・・・〉


『今からファーストプロテクトを解除して第一フェーズへ移行する』


「!?」


「え?全部解除してくれるんじゃないのか!?」


〈それは出来ない・・そう出来ないんだ・・・今君を開放して導けるのは第一フェーズまでだ・・・それ以上は・・〉


『では、ファーストプロテクト解除をこの場にて行う』



そう、すすむんが話すと光る球体が激しく明滅する



『第一フェーズ移行を・・・・トゥルーボールの権限にて承認します・・・エル承認・カロン承認・ドメ承認・バル承認・ラミ承認・・龍道 進・・フェイズシフト』



〈・・・・・・〉


もう一人の龍道 進の表情は少し曇ってる様にも見える・・・・



『実行』



「!?なんだこれはぁぁぁ!?」


明滅する光の玉にあわせて俺の身体も明滅する・・・



〈もう一人の龍道 進・・・・力に飲まれないで・・・彼女らを・・・・守って・・・必ず・・・で・・・〉




目の前が激しく光り・・・俺の身体が呑み込まれる・・・・・



「!?」



「進!?」「すすむん!!」


光の壁の向うで五月と雫が心配そうに壁を叩いて俺の名を叫んでいる


「!?五月、雫?・・・・って結界の中!?」







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