レヴィアの展開した幾重ものシールドが、次々と吹っ飛んでいく――――。
世界の秩序が崩れ去っていく恐怖に俺は震えた。
わずかに残った数枚が、
真っ赤に輝くキノコ雲が、地獄の門が開かれたかのような
俺とドロシーは地面に伏せ、震えるばかり。神々の戦争を目の当たりにし、人間の無力さを痛感せずにはいられない。恐怖が骨の髄まで染み渡る。
レヴィアの野太い声が響く。
「お主らは地面に潜っておれ!」
真龍と化したレヴィアが、灼熱のきのこ雲の湧き上がる空へと飛び立つ。その姿は、
レヴィアは空間を裂き、青く煌めく巨大な玉石を取り出す。それは夜空の星々を凝縮したかのように神秘的な輝きを放っていた。
「フンッ!」
気合いをこめ、鋭い爪で玉石を砕くレヴィア。パン! と澄んだ高い音を立てて鋭い欠片となった玉石が無数、宙を舞った――――。
それぞれが、小さな流星のように輝きを放っている。まるで夜空に散りばめられた星々が舞い踊っているようだった。
「もう、容赦はせんぞ!」
決意と覚悟が滲んだレヴィアの叫びが、大地を震わせる。
「ぬぉぉぉぉ!」
気合と共に、
この一瞬に、世界の運命が懸かっている。レヴィアの一撃は、
しかし、破片群は意思を持つかのように進路を変え、執拗に追尾を続ける。負けじとかわし続ける
焦りの色を浮かべた