「ハーッハッハッハッハー!!」
いきなり上空から笑い声が響いた。
見上げればヌチ・ギが見下ろしている。
「やるじゃないか、ドラゴン……。まさかうちの可愛い娘が削除されてしまうとは……」
「フンッ! 『うちの』じゃない、『強引に攫ってきた』じゃろ? この人でなしが!」
レヴィアは真紅の目をギラリと光らせる。少女の姿をしていながら、その
ヌチ・ギは一瞬ピクッと頬を引きつらせたが、ニヤリと笑うと指先で優雅に空中を大きく引き裂いた。
「戯言はもういい……。さて、本番行ってみようか?」
まさか……と、思っていると、空間の切れ目からゾロゾロと
それぞれに美しいビキニアーマーを着込み、魅力的な肢体をさらしながら次々と地上に降りてきた。銀の甲冑が陽の光に輝き、神々の軍団のごとく
美しいブロンドをふわりとなびかせながらゆっくり降りてくる色白の乙女は気品が溢れ、まるで舞踏会に降り立つ貴婦人のようだ。
豪快に着地しエキゾチックな褐色の肌を大胆にさらしながら、漆黒の剣をブンブンと振り回す快活な乙女には、幾多の戦場を潜り抜けてきた強者の風格が漂う。
豊満な胸を揺らしながら大きく伸びをしてストレッチをする茶髪の乙女。余裕を見せるその仕草には挑発を感じる。
ヌチ・ギの方を向いて何か言葉を交わす黒髪ポニーテールの細身の乙女。その眼差しには忠誠と殺意が混在していた。皆、ため息が出るような美人ばかりである。しかしその一つ一つの所作には、戦士としての
俺たちは
一人ですらあんなにてこずった