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112.蝶は花園へと誘われて



 …………あぁ。



 ………………あぁ、なんて。



 なんて、素晴らしい出来事なのでしょう。



 こんな高揚が。この胸の高鳴りが、決して止むことのない甘美なる瞬間は。

 一体、いつぶりのことなのでしょうか。



 ――わたくしめは、退屈でありました



 そう、それは。とても、とても。


 まるで、永劫の時のような。

 全てが止まってしまったかのような、真っ暗闇な空間の中で。


 数え切れないほどの暇を、弄ばしておりました。



 こんなに素敵なドレスを着ているというのに。

 こんなに可愛らしいお化粧をしているというのに。


 こんなにも手入れをされた、この美しく艶やかに靡くわたくしめの髪を。


 早くはやく、誰かに見て撫でていただきたいというのに。



 どなたも、わたくしめを抱きしめてはくれなかった。

 どなたも、わたくしめのことを見てはくれなかった。


 どなたも、わたくしめを。


 愛して、くださいませんでした。



 …………ですが。



 今日、この時。


 ここに、貴女方が来てくださいました。

 わたくしめを尋ねて、こうしてお越しくださいました。


 感謝いたします、どうぞ歓迎いたします。


 この瞬間を、この出会いを。

 わたくしめは、ずっと心よりお待ちしておりました――。



 ――――さぁ



 さぁ、どうぞ。

 どうぞ、今すぐこの手を取ってはくださいまし。


 わたくしめが持つ、このオルゴールの音をどうか。

 貴女様のその御手で、奏でてくださいませんか。


 哀しくて、寂しくて。

 儚げな、この音色に合わせ。


 さぁ、どうぞ。

 楽しみましょう、愉しみましょう。


 わたくしめの、この美しさを。



 …………フフフッ



 どうか、その眼へと焼き付けて――。



* * *



「さぁて……ヤツを屠るとしようかの」



 狭い書庫室のあちこちを暴れ狂いまわる眼球の化け物を倒すべく。

 その術の準備を全て整え終えたザフィロ。


「グゲゲゲゲゲゲゲゲゲゲッ!!!!」


 壁から壁へと飛んでは、凶暴な口を開けながら。

ガシャリと硬く、擦れる音を手足の節々から不規則に鳴らして迫る化け物に。


「おい似非魔法士、わしを降ろせ」


「えっ、あ……あぁっ!」


 初めに刻印した魔法陣の位置へと着いた二人は、いよいよヤツを迎え撃とうとして――。



「いいか。あやつがギリギリまで近づいてくるまでここから動くなよ。わしが技を発動したその瞬間だ。その瞬間に、わしを担いでここから一気に離れるのだ、よいな?」


 彩楓の肩かた降りたザフィロがその身を屈め、床に描かれる魔法陣へと両手を伸ばせば。


「わ、分かった……!」


 ザフィロから見てやや後ろ斜めへと、一歩下がる形で構えた彩楓は、傍に立つ小さき魔術師からの指示に頷いて。いつでもこの場から離脱出来るようにと、ザフィロが纏うローブに片方の掌を添えながら、目の前に浮かび上がる青パネルにスラリとした指を近づけ、素早くエレマ体の操作を済ませようとする。


「ギャァァァァァァァァァッ!!!!!!」


 行く手を阻む本棚を次々と破壊し前へ前へと突き進む眼球の化け物は。

 彩楓とザフィロ、二人との距離をあっという間に縮めていけば、咆哮上げたと同時、さらに黒の手足を激しく回転させ加速する。


「ま、まだか……まだなのかっ!?」


 ヤツを倒すために彼女の策に乗ったとはいえ。

 許されるのならば今すぐにこの場から逃げ出したいと、近づいてくる化け物に顔を引き攣らせる彩楓。


「いいぞっ……そのまま来るがいいっ!!」


 対照的に。これから自らが仕込んだ魔術を放ち、ヤツへとぶつけるその瞬間を今かいまかと待ち侘びるザフィロは、目を見開き興奮冷めやらぬ様子で嬉々として叫び、己の体内に巡るマナを両の掌へと注ぎ込む。



 そうして。



「グギャギャギャギャギャギャギャッ!!!!!!」


「ぃぎやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!!!!」


 とうとう、眼球の化け物が。

 待ち構えるザフィロと彩楓の目前へとまで迫った、その時。


「“ לוֹהֵטロヘッツェ ” ― 熾せ ―」


 描かれた魔法陣に向けて、小さく息を吐くように。



 ザフィロが魔技を唱えた――。



「――っ!!」



 刹那。



「…………。ギャァァァァァァッ!!!!」


 ザフィロと彩楓。二人へ襲い掛かろうと、黒に蠢く手足を掲げていた化け物が。


「ギャギャギャギャッ……! グバァァァァッ!?」


 ほんの僅か。ザフィロが技を唱えたタイミングから後ろにズレたその頃合いにて。

一瞬だけ身を固めたと思いきや、唐突に。裂けた口を大きく開けては悶え苦しむような悲鳴を上げ始めると。


「(な、なんだ急にっ……!? …………これはっ!)」


 そんな化け物に呼応するよう。

ザフィロがこれまで仕掛けた6つの魔法陣その全てが、激しく紫紺の焔を上げ燃え滾り。


「おいっ! いまだっ! ここから離れるぞっ!」


「え、あっ、ちょっと!」


「何をぼさっとしているっ! さっさとわしを担げっ!! 巻き込まれるぞっ!!」


 直後、全部の魔法陣の変化を確認したザフィロが、目の前の出来事に茫然とする彩楓のエレマ体を蹴っては急いで離脱の合図を送り、促して。


「ええいもうっ……! “ פרפר מקפץ 《ミクピッツ》”ッ!! ― 跳蝶 ―」


 慌てる彩楓は急いでエレマ体を操作させ、再び風を造ってはザフィロを担ぎ、その場から遠く離れようと移動を始める。


「グァァァァァァァァッ!!!!」


 徐々に輝きを増す魔法陣、それぞれを中心として。

 空間全体は小刻みに揺らぎ、まだ眼球の化け物によって倒壊させられてない本棚の中に仕舞われていた分厚い本が、所々で次々と外れていけば、上部から雨のように落下していく。


「はっ……! はっ……!!」


 半透膜の加護に守られながら、倒壊する本棚に巻き込まれないよう狭き通路を走り抜ける彩楓。

 眼球の化け物がどうなっているのかと、時々後ろを振り返っては。


「(なんだ、あの魔法はっ……!?)」


 ザフィロによって刻印された各魔法陣の変貌に、思わず目を見開いてしまう。


「ギャギャギャギャギャギャッ!!!!!!」


 二人が眼球の化け物から離れていくごとに、紫紺に燃える魔法陣はその焔を大きくさせると、風も吹いていないというのに、今度は勝手に紫紺の焔が。


 うねり、うねって。

 命吹き込まれたかのよう蛇に似た動きを伴って空中へと蠢きはじめ。


 それらは壁伝いに這って移動すると、別箇所に刻印された魔法陣へと向かい。

 暫くしては、紫紺の焔は一本の線へと形成され。焔届けられた魔法陣はまた、別の魔法陣へと向けて同じように、細く伸びる紫紺の焔を宙へと放っていく。


 放ては結合し、別の魔法陣へと向けて焔を放ち。

 やがて、全ての魔法陣が一連の長い紫紺の焔によって結合されると。


 そこから浮かび上がる全体模様は。



 ――あまりにも、巨大な”六芒星”。



 辺り一帯全てを覆い尽くさんとする紋様の、その中心。苦しみ悶える眼球の化け物の姿が見えては、6つの魔法陣と一連の紫紺の焔が、術者の代理意志を持つように。


 そこから絶対に逃さないと、獲物を見えない力によって捕らえ続ける。



「おい、似非魔法士」


 書庫室に六芒星が描かれた時。


「よく見惚れ。これが、魔術というやつだ」


 術者であるザフィロが得意げに彩楓の耳元へと囁けば。


「…………“ למות בהיגיוןラモツ・ベヒート ” ― 理に滅べ ―」


 ここが見せどころ、いざ刮目せよと。



 彼女は、仕上げの詞を述べてゆく――。



「ギギギギギギギギギッ!!!!!!!!」


 術者の詞に合わせ、六芒星の紋様は各魔法陣の間に薄い膜の障壁結界を造り始めると、それらは上から下へとゆっくりカーテンのように降りていっては。

 それを見るや、必死に身体をくねらせその場から逃げ出そうとする眼球の化け物であったが、ザフィロの術による拘束力には敵わずして、ついには六芒星の結界内へと完全に閉じ込められてしまう。


 顕れる結界は決して化け物を外へと逃がすことなく。

 激しく燃え広がる紫紺の焔でさえも結界内へと押し留めては、結界外に存在する全ての本棚に影響を与えることを許さない強固さを持ち併せ。


 その内部では、巨大な眼球にジワリジワリと。纏わりつく紫紺の焔の色合いは、次第に青白さへと変貌しつつ、その熱さは時間を経るごとに急激に上昇して。


 炙られ焦がされる白の表面には、あっという間に黒炭の色が広がっていく。


「グギャァァァァァァァァァッ!!!!!!」


 眼球に含まれる水分が熱により一気に沸騰しては、膨張する痛みに断末魔の叫び声を上げる化け物だが。

 逃げ出すことも抗うことも出来ず、紫紺の檻に閉じ込められたらば。残され待ち受ける道は躰の崩壊と消滅のみ。


「くっふっふ…………!」


 まるで悪魔のような、押し殺した笑い声を響かせる小さき術者に見守られ。


「グギャッ……ギャァァァァァァァァッ!!!!!!」


「…………なんという、所業っ」



 一体、化け物はどちらのほうなのか。



 目の前の光景に、さすがの彩楓も言葉を失うなか。

 眼球の化け物は、やがてその身全てを紫紺の劫火によって炙り尽くされて。



 ド派手もド派手に。



「…………うおわぁぁぁぁぁっ!?」


 最後は、トドメの大爆発により。


「ギャギャッ…………ギャ……ギャ…………」


 跡形もなく塵と灰となって。



 その存在を、消されてしまうのであった――。





「…………ふぅ」



 眼球の化け物が消滅してから暫くの時が経ち。

 いつの間にか。半透膜の結界と、それを形成していた六芒星は消え去って。


 辺りには木材の焦げる匂いと鉄が焼けた異臭が立ち込めるなか。


「どれ、作戦通りであったな」


 先ほどまで獲物が居た位置。魔法陣の中心へと赴くザフィロが己の魔法の痕跡を見つめては満足げな態度を示す最中。


「ふぅ。じゃないですよっ!! 作戦通りって……最後あんなに爆発するなんて聞かされてないぞっ!!」


 直前の大爆発に思わず腰が抜け、地面に尻もちをついてはザフィロに対して憤る彩楓であったが。


「なに、結界の効果によって別にお前に危害は無かったじゃないか。爆風も、粉塵も熱波も飛んでくるわけじゃあるまいし、そんなに文句垂れこむ理由はないだろう」


 この一連の出来事のなかで、どこにそこまで怒る要素があるのやらとザフィロは首を傾げながら、彩楓が見せる態度に全く理解できない様相を見せ。


「ほれ、あの雑魚魔物もいなくなったことだ。お前も怖がるモノが消え去って安心するわけだからいいじゃないか」


 もう一度、胸を張っては満足げに高笑い。


「にゃっはっは。こんな窮屈な場所であんな魔法をいきなり放てばただで済まないのは少し考えればわかることだろう。だからこうしてわしが手間をかけてやったというのだぞ? 文句を言うとは何様だ。お前はわしの働きに貢献できたことを感謝するべきなのだ」


 そうして、恩着せがましく騙り語らう。



「はぁ…………まったく」


 化け物は消え去り、書庫室に本来の静けさが戻れば。

 ようやく悪夢のような追いかけっこが終わったと、彩楓はゆっくりと立ち上がってはため息を吐き、やれやれとして。


 ここまでずっと、ザフィロの奔放さに振り回されてきたが。


 何はともあれ一難は去って。

 もうあの化け物に追われなくていいのだと、緊張で強張った己の身体を弛緩させながら。


「(しかし……ここは一体…………)」


 少しずつ、少しずつと冷静さを取り戻していくなかで改めて、今いるこの書庫室という場所を見渡しては途端に思案顔となる。


「(本当に、一時はどうなるかと思っていたが……相手がまさかのツェデック・ザフィロさんだったとはいえ、私以外の誰かと出会えたのは不幸中の幸いというべきか…………)」


 隣に立つザフィロの姿を横目にチラッと見ては、ここまでの出来事を振り返りながら、彼女は目の前に浮かぶ青パネルを操作させては、現在のエレマ体の状態を確認して。


「あの、ザフィロさん……?」


「……ん? なんだ、似非魔法士」



 そうしてまた、しばらくしたのちに。



「そろそろ我々もここから脱出しないと……ここまでの間、どこかに出口らしき場所は見かけなかったですか?」


 いつまでも呆けてこの場所に留まり続けるわけにはいかないと。

 彩楓は本来の目的へと立ち返っては、一刻も早くここから脱出して本部基地との連絡を取るため、ザフィロに出口の在処を尋ねたのだが――。



「は? お前…………」


 彩楓からの問いに対して。


「なぜいま出口など知る必要があるというのだ?」


「…………え?」


 途端にザフィロの機嫌が悪くなれば。


「わしはマナの実を手に入れるためにこの生命の樹の中へと潜り込んだのだぞ? 貴重な資料があったとはいえ、何も手ぶらであるこの状態で何故ここから去らなければならないのだ」


「…………はい?」


「はぁ……。魔術の研究と発展、ゆえに深淵に届くやもしれぬ素晴らしい機会だというのに…………これだからお前は似非魔法士なのだ……」


 彩楓の言葉を聴いてすぐ、いきなり詰め寄っては続けざま。呆れた様相で彩楓のことを睨みつけ。


 首を横に振り、言葉を吐き捨て一、二歩と。彩楓の下から離れようとする。


「い、いやザフィロさん……貴女、いま一体どういう状況が分かっていらっしゃるので……?」


 もちろん、彩楓はザフィロが示す態度に強い違和感を覚えては再び、この場所から共に脱出しようと促してみるも。


「ザフィロさん。まずは出口を探すことから」


「ええいっ、だから何故ここからわざわざ去らねばならぬのだと」


 一度、彼女の機嫌が損なわれてしまえばもう。


「ですから、今この状況では」


「しつこいぞっ! お前、これ以上わしの手を煩わせるというなら」


 ザフィロは、彩楓の言葉に一つも耳を貸さないと、一点張りになってしまい――。



 先ほどまでの共闘していた姿はどこへとやら。

 出口を見つけるべきだ、マナの実を探すべきだと。たちまち口論へと発展してしまう彼女ら二人。


「放せっ! わしは独りでどこへでも行くわっ!」


「あ、ちょっと!!」


 そうして。


 己のローブの裾を握りしめる彩楓の手を乱暴に振り払っては、マナの実を求めてその場から足早に去ろうとするザフィロを追いかけようと。


「ザフィロさ……!」


 倒壊した本棚によって滅茶苦茶となってしまった書庫室のなかを、彩楓が駆けようとした。




 ――――その時、だった




『どこへ、行かれようというのですか?』



「「――っ!!」」



 突如として。



『わたくしめを置いて……どこへ行かれるというのですか?』



 何の前触れもなしに。

 これまで一度足りとも、聞き覚えのない声が。



『哀しいです…………哀しいですわ』



 どこからともなく。



「「………………は?」」



 彩楓とザフィロ、二人の身へと襲い掛かる。



 化け物は、滅び去った。

 小さき魔術師その手によって。


 完全に、その身は消されてこの世を去っていった。



 そう、彼女ら二人の目の前で――。



「おい…………」


 であればこの空間にいるべき者は。


「…………だれだ」


 小さき魔術師と異世界の魔法士。

 ただこの二人のみ、そのはずであった。



 だがいま、この時。


『せっかく、貴女方をお出迎えしようと待っていたのに』


 彼女らの背後からは。


『どうして去ろうとするのでしょう。どうして離れようとするのでしょう』


 心の臓、その琴線を。

 悍ましく指先で撫でるような可憐な声が。


 暗闇の奥の、またその奥より。

 囁き、木霊し反響し。



『…………あぁ』



 憐むような、ため息が。

 戸惑う二人の耳元まで吹かれていく。



 彼女はずっと、待っていた。



『わたくしめは、ずっと待っていました』


 誰かが愛してくれる、その時を。


『楽しみましょう、愉しみましょう』


 またあの時の、高揚を。

 誰かが感じさせてくれる、そのはずだと。


 暗闇のなかでひっそりと。



 ただ独りっきりで、待っていた。



『だれ…………ですか。そうですわ』


 驚くザフィロと彩楓が睨む先。

 それは、ザフィロが刻印した魔法陣が描かれた跡の、その中央。


『これは、大変失礼いたしました』


 そこにはなんと、いつの間にか。


『まずは、こちらから名乗らなければですわ』


 身の毛もよだつ雰囲気を纏わせた。


『わたくしめの名は…………』



 不気味に佇む、一つの影があった――。



* * *



 月夜輝く蒼の世界。

 きはだに照らされし、色とりどりの薔薇が集う花園は、まるで貴族が戯れる舞踏会のようであり。


 そよ風に吹かれ、誘惑の香り仄めかす罪なモノたちは。

 己の憧れに夢抱き、哀れにも消えゆくその身に投影し。気づいた頃にはもう、誰もが盲目となってしまう。


 雌雄のしべを擦らせあい、空へと星々の紛が煌めけば。

 訪れた全ての者へと、艶やかな祝福を送らんとする。



 踊り、躍る花々たちの。花弁は狂いて一瞬の快楽へと宙に散ってしまえば。

 羨望に溺れるが最期となって、やがては枯れ果て朽ちて死に。


 跡にはもう、何も残るものはなく。

 シトシトと、降り注ぐ黄昏色の雫を浴びながら。


 あの時の想い出だけを虚ろへ残し、幻だけを追う哀れな亡霊となるのです。


 踊りましょう。舞いましょう。


 甘美なるこのひと時に、貴方の全てを底へと置いて。

 青薔薇の薫りに誘われる、黒揚羽の姿に堪能されなさい。



 ………………きっと。



 そこには貴女方の望むもの、羨むものがあるはずですから。



 ――――さぁ



「わたくしめの名は…………」



 此宵の舞踏会に御参加される、皆々の花たちよ。



「………………十のクリプトが一人」



 תהיי מוקסמת מכל מהשקשור ביわたくしめの、全てに見惚れなさい ――。




「アグゼデュスと、申します」




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