271. 『桜花爛漫襲来!ましのんの絆を試せ!配信穴埋めヒストリー!』配信③
残りは4問。配信も1時間ほど経過している。こうやって『ましのん』の配信を振り返ってみると、色々やってきたのがよくわかる。
《ちょうど半分だな。どうだい?全問正解できる自信はあるかい?》
「できるんじゃないかな。かのんちゃんがいるしw」
「ましろん先輩も頑張ってくださいよw」
「頑張ってるじゃんw」
《こら!そこてぇてぇしないでください!》
コメント
『てぇてぇ助かる』
『やっぱりましのん好き』
『ほんそれ』
「ん?嫉妬しちゃったのかなえちゃん?」
《ならリコピン呼ぶかw》
《やめてください!絶対にダメです!ほら次行きますよ!問題はこれです!》
【『ましポん48』~最強伝説!キルすっぞ!配信より】
「えっと……これで撃つのか、これがダッシュね。ねぇあるとはどのキャラ?」
《え?背中にスナイパーライフル背負ってる⬛⬛の⬛⬛⬛⬛⬛⬛⬛ですよ》
「お前!それポアロが使いたかったキャラじゃん!何勝手に使ってんだよ!返せ!その⬛⬛⬛⬛⬛⬛⬛をよこせよ!」
《ポアロ先輩は黙って⬛⬛使ってくださいw》
「くそぉ……あるとめぇ……」
コメント
『あるアロ初コラボだ』
『このやり取り好き』
『あるアロ助かる』
「え?この配信、ましろもかのんちゃんも出てないけどw」
《でも。ましポんだぜい?一緒にやってたよな?それに2人の同期だぜい?さすがに分かってもらわないと困るぜいw》
「この時かのん寝てましたよ!しかも、穴埋めが多いw難易度上がりすぎじゃないですか!」
《かのん先輩。『死神ホテル』楽しみにしてますねw》
「かなえちゃん!同志はどこ行ったの!?」
《かのん先輩が先に裏切ったんですよwかなえも『死神ホテル』の実況プレイやりたくないです!》
コメント
『これはヤバいか?』
『同期の絆w』
『死神ホテル確定か?』
「でも安心してかのんちゃん。ましろ切り抜き観たからたぶん分かるよ」
「え?本当ですか?」
「もちろん!ましろ……あるてぃめいとだよ?さすがにあるとちゃんの配信は答えるよ。今年は『あるましろ』推していくからw」
「ダメです!嫌だ!それ認めてないですから!」
「でもさ、かのんちゃん?『死神ホテル』を実況プレイする方が嫌じゃない?」
「そっちの方が全然マシですから!ましろん先輩が『あるましろ』推す方が嫌ですから!」
「そんな怒らないでかのんちゃんw」
コメント
『姫謝ろw』
『さすがガチ勢w』
『隊長感動したぞ』
《ましろ先輩が答えるでいいのかい?》
「あっうん。えっとね……確か『青髪』の『お色気お姉さん』で、ポアロ探偵のキャラは『軍人』」
《正解です!さすがあるてぃめいとですねw》
「うん。まぁ、かのんちゃんが横ですごく膨れてるんだけどねw」
《じゃあささっと次行くぜい!問題は難易度が上がるからよろしくな。次はこれだぜい!》
【『教えてひなた先生!神絵師ひなたのサムネ作り講座』配信より】
「みんな上手だね。やっぱり配信者にもなると、こういうの慣れてくるからね。あ。ましろちゃんの⬛⬛⬛⬛⬛⬛凝ってるね」
「そう?最近素材を買ったからさ。これ⬛⬛⬛⬛で書いたみたいに少し滲ませられるんだよね?」
「いいなぁ。なんか⬛⬛⬛⬛⬛⬛⬛みたいな雰囲気あります!ソフィアもその素材買いたいです。あとで教えてください」
「うん。いいよ」
《これは少し難しいかもしれねぇなぁ?》
「これは確かサムネ作りだから……」
「『サムネの文字』『水性ペン』『お洒落なカフェ』です!」
《かのん先輩早いw正解ですけどw》
コメント
『かのんちゃんw』
『さすがガチ勢w』
『隊長は一味違うからw』
「この時、かのんだけ話に入れなかったので覚えてました。ましろん先輩が仲間外れにしたんです」
「そんなことしてないじゃんwでもこのあと、ほら……あの……遊園地の話になってさ?確かてぇてぇしたよw」
「そうですけど~w」
《そこ!てぇてぇしないでください!》
遊園地……懐かしいな。あの時から彩芽ちゃんはオレの彼女に……そう思うと胸の奥がギュッと熱くなる。そして彩芽ちゃんを見ると、彩芽ちゃんは優しく微笑んでいる。
その笑顔に少しドキッとして、オレは思わず顔を反らす。まったく……何を食べたらこんなに可愛く育つのか……『えびたま』か?本当に好きすぎてしょうがないな。