510. 『ドッキリお疲れ様でした。色々話します!まくら晩酌オフコラボ』配信~④
初めての遠山さくらちゃんとのオフコラボも2時間ほど経過している。なんか無限に話せるような気がしてならないくらい話題も途切れないし、会話も途切れない。晩酌オフコラボで良かったかも……
「じゃあ次最後の質問にしようかな?」
「おう。もう2時間経ってんだ早いなw」
「えっと……あっこれなんかいいんじゃない?『昨年ましポん48で1期生がアバターのモデリングの話をしていましたが、2期生の時はどうだったんですか?あと初対面とかも聞きたいです』だって、さくらちゃんのモデリングって決まってたやつ?それとも自分で決めたの?」
「2期生もモデリングは決まってて、話し合って決めた。さくらは何でも良くて、確かみんながJKとかは無理かなみたいなwそれでさくらがやることになったw」
「そうなんだね。じゃあ別に他のモデリングでも良かったの?」
「うん。この時のVtuberって配信のコンセプトがなかったと思うし、それこそ成功してた事務所もVパレくらいしかなくて別にモデリングがあれば何でも良かった感じだったし。それにさくらは楽しいことやりたい!って思ってただけで、この当時はFmすたーらいぶがこんなに大きくなると思ってなかったから、ある意味適当だったw」
コメント
『それは草』
『適当w』
『マジか警部w』
「いや確かにさくらちゃんの言う通りだよね。あの時はマネージャーさんとかもいなかったし、適当に枠を立てて好き勝手配信してただけだもんね。ちなみにさくらちゃんは辞めようと思ったことある?」
「あー良く聞かれるけど、辞めようと思ったことは1度もないぜい。でも、騙されたかと思ってたw」
「え?」
「ほら当時は事務所には半月に1回くらいしか行かないし、配信しても収益化してないから給料ねぇし、なのに最初に機材とか揃えるし。さくらはデビューした時、事務所に借金して機材揃えたからな?」
「なるほどね。しかも今みたいにチャンネル登録者がすぐに増えるわけでもないし、事務所もなんも言って来ないしね?」
「そう。当時は結構……2期生はみんなお嬢に色々聞いてたし、分からないこととか事務所とかに聞いてもらってたぜい。それにお嬢は年下だから聞きやすかったし、同期に居てくれて助かったw」
コメント
『お嬢は配信経験あるからな』
『さすがいい女w』
『優しいからなw』
「初対面は覚えてるの?」
「えっと……いのりは大人の女性って感じで大人しそうだけど結構明るそうなイメージ。リコピンは正直ちょっと怖かったwお嬢も今と違って静かそうかな?みたいなw」
「ルナちゃん怖かったの?」
「最初はな。まぁ今はどういう人か分かってるけど、たぶんリコピンってなんか考えててボーッとしてんだよwだから端から見たら怖そうなだけw中身はおちゃらけてるから」
「なんか新鮮だね普段聞けない話聞くとさ?まだ時間あるから最後もう1個拾おうか……これにしよ。『さくらちゃんのターニングポイントを教えてください』って」
「いのりとお嬢も話してたやつか……やっぱりお嬢が炎上した時かな。良いことじゃないんだけど、あの事件があったから、自分の不甲斐なさとか色々考えたし、2期生の絆がグッと深まったと思うし、先輩たちの温かさが知れたんだよな」
コメント
『熱いんやが』
『詳しく聞いても?』
『話せることだけ聞きたい』
「酒入ってるからいいかwあの当時は正直活動してて2期生が何もかも上手くいってなかったんだよ。アンチコメントが多かったし、心折れてたw毎回ミーティングもそのアンチコメントにたいしてどうする?みたいなのしかやってなかったし」
「それは心折れるねw」
「で、お嬢が炎上するんだけど。たまたまお嬢だったけど、みんな限界だったと思うし、さくらが炎上する可能性もあったぜい。そのあとのミーティングにポアロ先輩が参加してくれて『先輩なのに上手く立ち回れなくてごめん』って謝罪してくれて。その時に先輩の優しさを知ったし、アンチコメントをどうする?って事から自分たちが楽しめる配信をすることに切り替えたんだぜい。そしたら自然とそういうコメントもなくなっていったんだよな」
「まぁなんとなく分かるけど、たぶん配信がつまんなかったんだろうね?リスナーさんもさくらちゃんたちにとっても」
「それはそう。配信素人で面白くない奴らがいきなりライバルですって出てきたらそうだよなwそのあとは各々自由に好きなことを配信しようってなって、リコピンといのりは歌枠やって人気出てきたし、さくらと復活したお嬢は企画で暴走コンビとして人気が出てきたw」
コメント
『感動だ』
『警部これからもついていきます!』
『捜査一課一同敬礼!』
「お前らは変態しかいねぇから嫌だwまぁ……こうやって2期生でやってこれたのは先輩方がいて、同期のみんながいるからだと思ってる。だから感謝してるぜい」
「本当にエモい話になったね。あまりエモいまま終わることないからたまにはいいよね?」
「……本当にリリィ先輩もひなた先輩も色々助けてくれて。ポアロ先輩はご飯連れてってくれたりしたし、ましろ先輩は……あれ?なんかしてくれたっけw2期生に興味ないもしかして?」
「あー!そうやってエモいの恥ずかしいからって、照れ隠しでプロレスしてこないでよ!ましろは……誰よりも応援してたからw」
「口だけのヒドイ先輩だぜいw」
と最後はいつも通りになってしまったが、無事にオフコラボは終わりを迎える。あの時は助けてあげることはできなかったけど、今なら助けてあげられるから!とか自分で言い訳をしながら七森さんとコラボが出来たことが嬉しかった。