528. 『秋の配信ウィーク!ゲームの秋』頭脳パズル全200問すべて解き明かすぞ!配信 1日目~①
10月5日。午前9時40分。八神えるるちゃんの枠で『ゲームの秋』の配信が始まる。
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『始まった』
『頑張って』
『高学歴頼む』
「やっほー、元気足りてる?みんなの応援団長ことFmすたーらいぶ4期生の八神えるるです。いやぁ……始まっちゃったねw今回はリーダーということで頑張るからよろしく」
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『期待』
『200問頑張ろう』
『ママと博士は?』
「リリィ先輩とキサラ先輩はお昼前には来ると思う。今日はさ、アタシの家で配信するから昨日めっちゃ掃除したんだよねw」
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『オフコラボなんだ』
『もしかしてお泊まり?』
『それは熱い』
「お泊まり!?いやいや。……どうなんだろう?その予定はなかったけど、もしかしたら泊まることになるかも?そう考えたらなんかめっちゃ緊張してきたんだけど……2人ともリアルは数回しか会ったことないし……しかもリリィ先輩は初めましての挨拶とそのあとは事務所ですれ違う時に挨拶してるくらいだしw」
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『ママは忙しいから』
『オフコラボいいね』
『楽しみだな』
『3人の絡み早くみたいw』
「とりあえず『ゲームの秋』のミッションやっていこうかな。今回はこの『超難問頭脳パズル!』の全200問を達成するんだよね。内容が、数独が50問、クロスワードが50問、ナンバークロスワードが30問、漢字パズルが30問、ひらめきパズルが20問、イラストロジックが20問か……アタシは漢字パズルは出来ないと思うから、無難に数独やろうかな」
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『数独苦手』
『分かる』
『縦横と9マスに数字入れるやつ?』
『そうだぞ』
「とりあえずやっていこう。2人が来るまでに良いところまで進めておきたいよね!」
そんなこんなで、えるるちゃんのゲームプレイが始まる。やはり東大の薬学部を卒業しているだけあって、サクサクと数独の問題を解いていく。気づけば1時間30分が経過していた。
「……あ。ヤバ!1人で黙々とやってた!ごめんみんなw」
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『凄いな団長』
『さすが高学歴』
『スラスラ解けてる』
「これさ……配信でやるのはちょっと難しいかも?アタシが数独やってるところ見ても面白くないし、コメント全然拾えないしw」
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『大丈夫だよ』
『ある意味プレイ動画』
『時折団長が動くの可愛いよな』
「ごめん。あ。誰か来たかも!ちょっと待っててね……」
コメント
『ついに合流か』
『いいね』
『3人のコラボ楽しみ』
『ドアの音来たぞ』
「どうぞ。汚かったらすいません」
「お邪魔します。え?全然綺麗にしてるじゃない」
「ここがえるるちゃんの部屋かぁ。可愛い部屋ね?」
「あっリリィ先輩、キサラ先輩すいません!もう配信載ってますw」
「え?載ってるの?あなた言いなさいよw……うぅん。待たせたわね眷属たち。Fmすたーらいぶ1期生、魔界の次期女王こと魔月リリィよ。よろしく」
「はい。今ここにいる全員、キサラがすみからすみまで丸裸にしますよ?Fmすたーらいぶ3期生、九重キサラです」
コメント
『ママと博士来た!』
『初組み合わせ』
『最高だな!』
「えるるは何時から配信してるの?」
「えっと10時前くらいです。あの今数独やってて……今20問目なんですけど」
「早いわねwじゃあそのままえるるちゃんが続けてやって数独を終わらせちゃったほうがいいかもね」
「それでいいんじゃないかしら?私とキサラはコメント欄拾いながら配信回しておくから」
「はい。……改めて目の前にリリィ先輩とキサラ先輩がいるのめっちゃ緊張しますねwでもオフコラボできてすごく嬉しいです!ミッション頑張りましょうね!」
「大袈裟ねあなたw」
コメント
『可愛いな団長』
『数独頑張れ』
『終わらせちゃおう!』
「あ。えるるは親衛隊だったわ。私の敵だから話しかけないでw」
「なんでですかw」
「ん?待って?良く考えたら、あなた研究員さんでもあるじゃないw何この組み合わせ?『キサえる』てぇてぇやめてよ!私を除け者にして辱しめようとしてるでしょ!」
「え?あー……『キサえる』か。後輩から慕われるのも悪くないわね?」
「え……いいんですかキサラ先輩……」
「やめなさいよお雑煮デッキ組w」
リリィさんとキサラさんが合流して『ゲームの秋』の配信は続いていく。