605. 『緊急!重大発表凸待ち!』~Newソフィアに会いに来てね?配信~①
そして時間は21時30分。葉桐ソフィアの枠で配信が始まる。タイトルに『重大発表』といれてるからか、かなりの人数が待機しているな。
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『ソフィたんなんだろ?』
『この時間も珍しい』
『左上にタイマーあるが?』
『22時に重大発表なんじゃないか?』
『オレまだ心の準備が』
『良い方で頼む!』
『神様!』
「こんソフィ~Fmすたーらいぶ3期生、みんなの妹ハーフエルフの葉桐ソフィアだよ~よろしくね~!ということで、今日は重大発表なんだけど……まぁ最初は少し雑談しようかな?ちなみにソフィ友が可哀想だから先に言っておくけど、良い方だと思うよ?だから安心してね?」
そんな感じで最初は近況の雑談をしていく。左上にタイマーがあり、時間がカウントダウンされていく。タイマーが0になる時間は22時か。なるほどな。
そしてしばらく雑談をして、ついにタイマーが0を迎える。
「やっぱりソフィアも……あ。タイマー0になったね。じゃあ今この瞬間からNewソフィアになったよソフィ友のみんなw」
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『Newソフィア?』
『何か変わったのか?』
『どういうこと?』
「あはは。分からないよね?それじゃ重大発表しちゃいます!ソフィアは……やっと大人になりました!パチパチッ!」
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『大人……?』
『え?』
『ソフィたんって高校生なの?』
『ま?』
「みんな今まで隠しててゴメン。ソフィアはリアルJKだし、リアルお嬢様なんだよ?だから今まで22時以降は配信出来なかったし、夏休みとかじゃないと全然配信出来なかったんだ」
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『マジか!?』
『それは想定外w』
『リアルJKか……』
『思い返せばそうか』
「やっぱりソフィ友には嘘はつきたくないから。これからも応援してくれると嬉しいな?ということで、Newソフィアになったので凸待ちをしようかな。いっぱいお喋りしたいよね……なんかこの時間の配信ドキドキしてるw悪いことしてるみたいw」
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『それが大人や』
『仲間入りだなソフィたん!』
『てかメルトちゃんも大人なのかw』
『確かにw』
「今はソフィアとメルたんは同い年だからねwということで……あ。早速来てくれた!えっともしもし?お名前よろしいですか?」
《は?あなた誰に言ってるの?生意気な子ねw》
《そうですわよソフィー。いやNewソフィー!お姉様とわたくしがわざわざ来てあげたんですからね?》
「えwあー……ごめんなさい。ソフィアはお2人のこと知らないかもw」
《まぁ!聞いたクラリス?この子、私のこと知らないらしいわよ?良くこの電脳世界でこれから生きていこうとしてるわねw》
《もしかしたらこの子ソフィーの紛い物かもしれませんわジャンネお姉様》
「紛い物wなんか嫌だなぁw」
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『華麗なる一族w』
『普通に来ないのがいいよな』
『さすが』
『頑張ってソフィたん』
《そんなことより、おめでたいじゃないの。これでやっと私たちの元に来れたのね?》
《本当ですわ。お紅茶の味も分からないお子ちゃまが、よくここまで大きくなれましたわね?》
「紅茶と言えば!最近はフランスの紅茶専門店マリアンナのアールグレイの『インペリアル』を最近飲んだかな?他の茶葉も色々あるけど、ソフィアはストレートティーが1番好きですよ?」
《せっ専門店?まっマリア?『インペリアル』?ちょっとクラリス!あなた話題間違えてるわよw》
《申し訳ございませんわジャンネお姉様wお前紅茶でマウント取んな!》
「取ってないですよ~」
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『リアルお嬢様には勝てない』
『うわべの貴族w』
『インペリアルってw』
『高そうw』
《まぁこうやって少し遅い時間に配信できるのだから、あとで何かやろうかしらね?》
「え?嬉しい!コラボしたいソフィアも!」
《可愛いわねあなた!私より可愛いの辞めなさい!帰るわよクラリス。淑女として時間は守らないとw》
《そうですわね。えっとあなた、ソフィーの紛い物ですけど、また次もお姉様とわたくしがコラボして差し上げますわよ?感謝しなさい。ではご機嫌よう》
「あ。ありがとうございました。……え。華麗なる一族でコラボなの?ソフィアは普通のコラボ期待してたんだけどwでもジャンヌちゃん、クララ先輩来てくれてありがとうございました!本当に嬉しい!」
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『普通のコラボもしよ』
『華麗なる一族好きだけどな』
『次誰が来てくれるかな?』
と順調に凸待ちを始めていくソフィアちゃん。すごく楽しそうだな……オレの出番はまだ先だし、しばらく配信を楽しもうかな