619. 『同期への愛を確かめよう!ソフィラボの3期生モニタリング』配信③
そして最後の愛梨ちゃんことココアちゃんのモニタリングを残すのみとなった。
「最後はココアちゃんね。どうかしらね……」
「ココアちゃんはかのんちゃんとあるとちゃんと違ってガチ恋の推しがいるわけじゃないもんね?」
「ソフィたん!あるとは別にガチ恋じゃないから!」
「かのんも違います。ガチ勢ですから」
「はいはい。わかったからw」
「なんかソフィたんが大人対応し始めたんだけどw」
「ココアちゃんは未知数かも。とりあえずモニタリングしましょうか。ココアちゃんのマネージャーさん準備はよろしいですか?……はい。じゃあお願いします」
【朽木ココアの控え室】
コンコンッ
「はーい。どうぞ~入っても大丈夫ですよ~」
『失礼します。あ。またそんなにお菓子食べて……お弁当食べれませんよ?』
「だって美味しいんだもんこのお菓子wマネージャーさんも食べる?」
『遠慮します。早速本題なんですけど、年末に行われるすたライのユニットが決まりました。ココアさんは……今回『魔界組』のユニットになります』
「おお!ついに『魔界組』が実現したぁ!ココアが頑張ってるからかな?」
『やっと実現ですね。おめでとうございます』
【喜びを爆発させるココアちゃん。しかしそんなココアちゃんにも無慈悲な選択が迫る】
『喜ぶのはまだ早いですよ』
「え?」
『実は今回のすたライで3期生の2曲目のオリジナルユニット曲も持ち上がってまして、その……収録のスケジュールや練習を考えるとどちらかしか選べないのですが……』
「おお!3期生も!?え?どっちもやるはダメなんですか?」
『それは厳しいですかね……』
「えぇ!?ココア運が悪いw」
【選択を迫られるココアちゃん。しかしここで衝撃の言葉がココアちゃんから飛び出すことに!】
『どうしますかココアさん?』
「もちろん3期生にする!」
『え?考えなくていいんですか?』
「うん。だって『魔界組』はココアがやりたいことで、3期生のオリジナル曲は3期生みんながやりたいことだから!」
【ココアちゃんが選んだのは3期生。しかしこれで終わっていいのか?もう少しだけココアちゃんの3期生への愛を確かめよう】
『いいんですか?もし、他の3期生の人が違うユニットを希望した場合は『3期生』も『魔界組』もなくなりますよ?』
「愚問だなぁ~マネージャーさん?みんなは3期生選ぶと思うよ。だから大丈夫!新しいオリジナル曲か……みんなで練習して、収録して……ラーメン食べるんだろうなw楽しみだなぁ。あ。今年は【ピーッ】ちゃんと一緒にカウントダウンしようかな~?年越し蕎麦作ってもらって……あとで連絡しよ!」
【疑ってごめんなさいココアちゃん……やっぱり3期生の絆は強いんだね】
「え?なに?ココア何かおかしい?」
『いえ。分かりました。それでは時間ですのでスタジオの方よろしくお願いします』
「はーい!ココア頑張るよ!」
【事務所スタジオ】
「はい。ということで最後のモニタリングでしたけど、いかがでしたか?」
「ゴゴアちゃん……ガチで3期生愛強すぎるでしょ……」
「泣きすぎですよキサラさん。化粧崩れますよwかのんも感動しましたけど」
「あのさぁ!……さっきの何!?あるとの本名出てたんだけどw編集お願いしますねスタッフさん!」
「年越し蕎麦作ってあげてねあるとちゃんw」
「嫌だよwしかもカウントダウンも別に一緒にしたくないしw」
【そして自分がモニタリングされてるとは知らず、スタジオに入るココアちゃん。3期生の絆はここにある】
「よろしくお願いします!あれ?みんなどうしたの……?」
「ゴゴアちゃ~ん!」
「え。なんでキサラさん号泣してるのw」
「とりあえずココアちゃんこちらにどうぞ。これなんだと思うココアちゃん?」
「え。……ドッキリだぁ!はめられたココアw」
「あはは……ね?」
【ね?とは?いきなりダークエルフの部分が出た大人になったソフィアちゃん。ドッキリはしていないけど、でも面白そうなので少し様子を見ていきましょう】
「ちなみに何のドッキリだと思うの?」
「えぇ……あっ!控え室のお菓子が有名お菓子専門店のやつとか!?あれめっちゃ美味しかったし!いっぱい食べたもん!」
「ココアちゃん。あれは普通にコンビニとかスーパーで売ってるやつだよw他は?」
「えっと……分かった!実はもう3期生のオリジナルユニット曲が出来てて、みんなはすでに練習済みで、今からいきなり披露して、ココアだけ出来ないドッキリ?あっ違う!さらにさらに普通にどうしたのココアちゃん?みたいな反応をみんながして、ココアだけいつの間にか記憶なくなったドッキリ?」
「それは別の機会にやりたいかなw分からない?」
「えぇ……キサラさんが号泣してるドッキリとかw」
「それはただのハプニングだよw」
【可哀想なのでそろそろネタバレをしよう。そのまま今回の企画を説明していく】
「なんだモニタリングしてたんだw良かったポンココ出てなくてw」
「出てただろ!ココアさ、あるとの本名出すなよw配信なら事故なんだけど!本当にポンココだよね」
「え?ココア、【ピーッ】ちゃんって言ってた?【ピーッ】ちゃんって言ってないよね?」
「お前わざとだろ。もう喋るなw」
「ということで、全員3期生を選ぶという結果になりましたね。やっぱり3期生への愛があるってことだよね……『いのキサ』を選びそうになってたキサラさん以外w」
「ソフィアちゃんなんで最後にキサラ弄るのよ~こんなに号泣してるのに愛がないわけないでしょ?w」
と最後はエモい感じで終わらず、Fmすたーらいぶらしいやり取りをしながら、3期生のモニタリング企画配信は終わりを告げるのだった。