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第2章 第2話 イカ焼きシスターズ⑤

 アイリさんは左腕の袖を捲った。

「――っ!」


 そこには、リストカット跡があった。


「おそろいね」

 と、言って艶っぽく微笑む。それにちょっと安堵した。私も笑みを返す。




「うふふ、アタシたちいいお友達になれそう。仲良くしましょ、みっちゃん」

「はい! もちろんです!」


「イカ焼きシスターズ結成よ~!」

 アイリさんは私の腕を掴んで、そのまま腕を大きく上に挙げた。

「あははーなんですそれ」


 この後、二人で一緒に食事をとることになった。


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