名族、
かれは
結婚の三日後、
盛大なお披露目パーティーが開かれる。
当時の名士や
子弟たちも、こぞって参加した。
その中に、
と疑われている、あの郭象さんだ。
ちなみに王衍から
「君の論説の尽きないこと、
まるで堤防の堰を切ったかのように
とめどないな!」
と言われている。
そんな郭象さん、裴遐に清談を挑む。
はじめ何度かのやり取りでは、
なかなか思うような結論を出せない。
雄弁家の郭象に対し、やがて裴遐、
おもむろに口を開き、反論。
これが実に精緻な論説。
見ていた人たち、大喝采である。
また王衍も言っている。
「君らも、あまりうかつに
挑戦するものではないぞ。
我が婿どのに、コテンパンに
されてしまうだろうからな!」
裴散騎娶王太尉女。婚後三日,諸婿大會,當時名士,王、裴子弟悉集。郭子玄在坐,挑與裴談。子玄才甚豐贍,始數交未快。郭陳張甚盛,裴徐理前語,理致甚微,四坐咨嗟稱快。王亦以為奇,謂諸人曰:「君輩勿為爾,將受困寡人女婿!」
裴散騎は王太尉が女を娶る。婚じて三日の後、諸婿は大いに會し、當時の名士や王、裴の子弟は悉く集まる。郭子玄は坐に在り、裴に談を挑む。子玄は才は甚だ豐贍なれど、始め數交にては未だ快さず。郭の陳張は甚だ盛んなれば、裴は徐ろに理を前に語り、理の致れること甚だ微にして、四坐は咨嗟し快を稱う。王は亦た以て奇と為し、諸人に謂うて曰く:「君が輩は爾れるを為す勿れ、將に寡人の女婿に困を受けん!」と。
(文學19)
王太尉云:「郭子玄語議如懸河寫水,注而不竭。」
王太尉は云えらく:「郭子玄が語議は懸河の水の寫りたるが如し、注げど竭えず」と。
(賞譽32)
裴遐
清談を巧みとしていたが