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帛尸黎蜜多羅3 卞壼うざ

西域から来た僧侶、帛尸黎蜜多羅はくしりみったら

通称、高坐道人。


王導おうどうさまの開催する宴席では、

いつも王導さまの側でごろごろしていた。


が、そこに卞壼べんこんさんが登場すると、

素早く居住まいを正し、

シャキッとされる。


え、通訳を呼べ?

はいはい、なんでしょう。


「道人いわく、

 あの人礼儀にうるさくてだるい、

 とのことです」




高坐道人於丞相坐恆偃臥、其側見卞令、肅然改容。云:「彼是禮法人。」


高坐道人は丞相の坐にては恆に其の側に偃臥せるも、卞令に見ゆるに、肅然として容を改む。云えらく「彼れや是れ禮法の人なり」と。


(簡傲7)




帛尸黎蜜多羅さんのこのフリーダムっぷり、いい! ですね。

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