西域から来た僧侶、
通称、高坐道人。
いつも王導さまの側でごろごろしていた。
が、そこに
素早く居住まいを正し、
シャキッとされる。
え、通訳を呼べ?
はいはい、なんでしょう。
「道人いわく、
あの人礼儀にうるさくてだるい、
とのことです」
高坐道人於丞相坐恆偃臥、其側見卞令、肅然改容。云:「彼是禮法人。」
高坐道人は丞相の坐にては恆に其の側に偃臥せるも、卞令に見ゆるに、肅然として容を改む。云えらく「彼れや是れ禮法の人なり」と。
(簡傲7)
帛尸黎蜜多羅さんのこのフリーダムっぷり、いい! ですね。