羊祜ようこのいとこの息子、羊忱ようしん。
彼は博学能書に加えて、
騎射にも優れ、圍棋の腕も抜群だった。
これ以降の泰山たいざん羊氏のもので、
学問に優れたものは多かったが、
騎射や博打にまで
才能が及んだものはいなかった。
羊長和博學工書,能騎射,善圍棋。諸羊後多知書,而射、奕餘蓺莫逮。
羊長和は學に博く書に工みにして、騎射を能くし、圍棋を善くす。諸羊が後の多きは書を知れど、射、奕、餘蓺に逮べる莫し。
(巧蓺5)
泰山羊氏ってめっちゃ存在感薄いんですよね……これたぶん桓玄かんげんに羊氏本家が参与しちゃったため盛大に一門としての精力削られちゃったからなんだだろうなとは思ってるんですけど。まぁ、「書かれていない」ことを読むのは難しいですね。