以前にも
袖にされたことは紹介した。
そんな支遁、
この山は名前の通り、長い。
「なんとまあ
なだらかに続くものだろう!」
林公見東陽長山曰:「何其坦迤!」
林公は東陽の長山を見て曰く:「何ぞ其れ坦迤なるか!」と。
(言語87)
まーこれ、「坦迤」って言葉の存在感が劉宋初期にめっちゃでかかったとかそんな感じなんでしょうねえ。これ単品で読んでも何ら楽しくないし、きっちり背景も織り込まないと。『會稽土地志』に「山靡迤而長,縣因山得名。」って表現があって、それと平坦の坦を組み合わせた、と言うわけですが、それがどれだけ斬新だったか、となるのかしらね。