沙羅の飾らない自然体な感じ、時々天然な一面もあるけれど、明るくて魅力的です。 対照的に、理玖くんはスマートで、状況に合わせて器用に立ち回るタイプ。そんな二人が、大人になってからお互いの意外な一面を知っていく過程が、本当に面白くて、どんどん引き込まれちゃいました。 二人の関係性は、ただの恋愛を超えて、まるで息ぴったりの漫才コンビみたいで、読んでいて思わず笑顔になっちゃいます。 二人が一緒にいる時の空気感が、本当に素敵で、心がほっこり温まります(๑˃̵ᴗ˂̵)

夢見がちな沙羅が入社した会社で出会ったのは、兄の親友である理玖。 王子様に憧れがちな彼女からすれば、彼はイケメンだけど人をおちょくる意地悪な相手。おまけに女性関係に本気で相手にしないと相性的には抜群に悪いように思えます。 しかし、理玖にはそれなりの恋愛観、価値観があるようで、それを沙羅は知りたいと思うようになります。 職場でのやり取り、幼なじみとの距離感が程よく演出されており、読んでいて心が温まりながらも、何か大事なものに気づかされる魅力もあります。普通の恋愛だけに留まらない価値観であったり、家族や友情も絡んで濃厚な青春×職場ドラマを織りなしています。 甘いだけではなく、切なさや苦さも交じった、青春だけど少し大人な恋愛が好きな方にオススメです。