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第25話 舞姫追加です! (1)

 皇甫嵩将軍オークのお姉さまの問いかけに我が家の駄女神さまが答えると。


「えぇ~!」

「嘘~?」

「マジで~!?」

「本当にですかぁ、何太后さま~!?」


 何進将軍と皇甫嵩将軍は驚愕しながら本当に僕なのか? と大変に失礼なことを、声を大にして叫びながら問うから。僕は自身の頬を可愛くプ~と膨らませてしまう。


「本当じゃよ~、二人共~~~! この娘は~、倭の国で転生した李儒なのじゃよ~~~!  だから幼児体形なのじゃよ~~~! そして今~、姉上さまと~、皇甫嵩が戦っている魔物は~~~。転生後の李儒理樹の心の奥底にいた~! 朕と小霊帝の魂を束縛しておった~~~、転生前の李儒なのじゃよ~~~! 姉上さま~~~、皇甫嵩~~~」


 と、一人小真面目にヒール活動やリチャージ活動を養女の真姫貂蝉の如く舞い、狂いながらしている王允先生のことは無視して、何太后さまは御二人へと声を大にして説明をした。


「ああ、なるほど」

「そうなのですねか」


 そして最後に「フムフム」と王允先生が納得した声が聞こえてきたから。


 あれ、王允先生も三人の会話を聞いていたのだな? と思う僕だった。



 ◇◇◇




 第25話 新たな御姉様達追加です! (1)



「何太后さま~~~!」

「閣下~~~!」

「皇甫嵩さま~!」


 そして「お姉さま~~~! わらわもきました~~~!」と。


 僕が前世の僕へと。


「ファイヤーボンバー!」

「ブリザード!」


 と声を大にして叫びながら魔法スキルを連発していると、洛陽の城壁の上からまた女性の叫ぶ声が聞こえた。


 それも何処かで聞き覚えのある甲高い声が聞こえるから僕は、自分の目を細めながら見詰め確認……。


 そして少しばかり観察すれば。


「うりゃ~!」

「おりゃ~!」

「たぁ~!」


「はい~、ヒール~!」


「このクソが~!」

「わりゃ~!」

「死んでしまえ~!」


「は~い、今度はリチャージ」


 と、体力自慢と強靭なエロイボディーを持つ、皇甫嵩将軍が白のビキニアーマーを着衣して盾で、何進将軍と何太后さまの双子のような金髪碧眼のエルフ姉妹が高級そうな黄金のビキニアーマーを着衣しながら騎馬鉄突撃の連発を繰り出す。


 そんな三人へと銀髪の麗しいエルフさまの王允先生が自分の養女じゃなく、妹だな……。


 そう、三国志一の美女と誉れ高い、舞姫貂蝉にも劣らないようなベリーダンスを舞い、披露しながらヒールやリチャージを繰り返しながら、パーティーみんなで強力しつつ前世の僕を倒すのに夢中だけれど。

 洛陽の城壁から叫び、呼ぶ、あまのことを無視していたら、僕は後でそいつと口論、口喧嘩……。最終的には殴り合いの喧嘩になりそうだから。


~!」


 僕は声を大にして何太后さまを呼んだ。


「……なんじゃ、李儒理樹~? 今いいところなのに何用じゃ~?」


 そう何太后あのひとは、前世の僕が吐く絶叫を聞きつつ、


「えっ、へへへ」、「あっ、ははは~」


 と気持ち悪い笑みまで浮かべながら嬉しそうに、による鉄騎馬隊の突撃を繰り返しを楽しんでいたから。僕の呼びかけで自分の隊の攻撃が中断してしまったので。何太后さまは怪訝な表情で僕へと言葉を返してきた。


 だから僕は『ヒッ! 何太后さまお許しよ~!』と、平に平にとなることはないから。


「はぁ~」と唸りながら我が家の駄女神さまを睨んでやった。


「ヒッ! ごめんなさい、陛下~、おゆるしよ~」


 僕ではなく何太后さまの方が逆に謝罪をしてきたので。

 僕は『まあ、いいか、ゆるしてやるか……。でも後で生尻叩きの刑にしてやるからな!』と思い、決意をすれば。


~! 洛陽の城壁の上からお前のことを貂蝉の阿保が呼んでいるようだけれど。無視していいの~? 特に貂蝉は僕も阿保だから、奴をついついと育ててしまったので、結構あいつは董卓軍のわりにはレベルが高いけれどどうするの?」


 僕は三国志一の多分? としか告げることができない美女の舞姫貂蝉を指差しながら尋ねた。






(済)







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