「そうか」
「うん」
乙女のように可愛く頷く何太后さま……。僕は只今ダークエルフのツインテール少女に変身しているから、男性ホルモンよりも女性ホルモンの方が多いいので、同性になる何太后さまのことを見ても、男子の時のように正直可愛い、綺麗だと余り思わないから、性欲すら湧かないけれど。
今の何太后さまは僕が傍から見ても可愛い
僕達夫婦は只今命を賭けた戦の最中だからラブロマンスをする訳にはいかない。
だから僕が新妻さま……。何太后さまの頭をヨシヨシと優しく撫でてあげると。
「……朕は何故あの時……。十常侍や董卓……。王や李儒相手に口ばかりでなく、勇気をだして剣を握り、勇み、怯えることもなく、威風堂々と不満を告げることができなかったのであろうか……? もしも朕がはっきりとした態度を家臣達に魅せてさえいれば、小霊帝も守ってやることもできたかもしれぬ……。それに漢帝国の衰退も抑えることができたかも知れぬ……」
何太后さまは自分の遠いい過去を思い出し、勇気が少しでもあればと嘆いた。
そして後悔の念を抱き始め、何太后さまはまたシクシクと泣き始めだした。
だから僕自身も切なくなってきた。
だって何太后さまと
(済)