「えっ! ちょ、ちょっと待ってよ! 何太后さま!」
僕はタコさん、イカさんとなって、
「うぅ」、「うぅ~」、「うぅ、ううう」
と迫ってくる何太后さまへと、自分の両腕を突き出したながら、
でも我が家の何太后さまは、みなさんの知っての通りの駄女神さまだから。
「ほら、陛下、早く朕に接吻を……」
と迫ってくるけれど。
僕は只今女体化……。
ダークエルフの美少女化している僕だから、超がつくほど妖艶で麗しい、この世界の美の女神でもある何太后さまにキスを攻められても。
僕は何だか、ユリユリした気分に陥ると言うか?
僕は同性愛には興味が無いので。
「何太后さま~、キスは~、家に帰ってからにしてよ~。おねがいだよ~! 頼むよ~!」
と絶叫交じりで嘆願をした。
(済)