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第32話 反撃といきたいところですが (1)

「みんな~、朕のためにありがとう~」


 我が家の駄女神さま……。


 いいや、この電子! 霊子! 元々三國志オンライン戦記と呼ばれるアプリケーションゲームだった世界にバグを入れ、生命の灯火を入れ、宿し、新しい世界を創造した女神さまの一人である美と妖艶の女神さま……。


 この漢帝国の皇帝ともいえる存在の何太后さまが、自分の華奢な指で涙を拭き──!


 キリッ! と前を向き、女神さまの鶴の一声で新たに集ったメンバー達へと微笑みながらお礼をつげれば。


「「いいえ、いいえ」」


「「何のこれしき」」


「漢の将ならば当たり前の事ですよ。何太后様~」

朱 儁しゅ しゅん殿や徐 璆じょ きゅう殿、秦頡殿の言われる通りですよ。何太后様~。わたくし達は漢帝国と貴女様の忠実な僕で御座います~。今後はわたくしの事をポチと呼んでくださいませ~」と。


「「「「「ピィ、イイイイイイイイイイイイッ!」」」」」


「「「「「キャァ、アアアアアアアアアアアアッ!」」」」」


「「「「「キッ! キッ! キッ!」」」」」


 と、埴輪仕様のおチビな兵隊達が何太后さまを絶賛! 応援コール! に。



(済)

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