そして僕の可太后さまや何姉さんとは違い、金髪碧眼のエルフさまではなく、銀髪に青い瞳のエルフな王允先生が真面目に前世の僕への攻撃……。
そう
王允先生自身は手休めしながら、自分の雪のような肌色を持つ顔を桜色に染めつつ、お酒を飲みほろ酔いしたような目──。虚ろな目……。逝った目をしつつ歓喜しながら、自分達は漢の陛下を崇拝しているから大丈夫だと大袈裟に告げる。
僕はそんな王允先生の様子を見ながら。
「あっ、ははは」
と笑えば。
「何で
何太后さまへと忠実なポチですハァハァと息荒くしていた王允先生が、僕の笑い声を聞き、視線を変え、怪訝な表情で尋ねてきた。
「本当です! お姉さまの言われる通りです! なんでこのちんちくりんの悪徳軍師が何太后さまと一緒にいるのですか~?」
王允先生に続き、この世界では義理の娘ではなく、実妹と登録になっているのかな? 前世でも僕と犬猿の仲だった
(済)