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第35話 反撃といきたいところですが (4)

「では何太后様の今の立場は李儒理君の妻と言った立場なのですか?」


 王允先生は、元ゲームプレイヤーの主でイベントリ放置をした僕へと怪訝な表情で不満ばかりを言っては、因縁中佐を装っていたけれど。


 僕の説明を聞き『フムフム』と思案を終えると。僕がついついと見惚れてしまうような穏やかな顔で微笑みながら。僕と何太后さまの仲を尋ねてきた。


 だから僕は王允先生の様子を見て、ホッと胸を撫でおろし、安堵する。



 ◇◇◇




「うん、そうじゃ~。王允の尋ねる通りで、李儒理樹は前世で朕に酷い仕打ちをして骸にしたから、生涯かけて責任をとり、尽くしてくれると約束してくれた」


 王允先生の問いかけに対して何太后さまは、頷き説明をした。


「そうなのですか?」


 何太后さまの説明を聞き、王允先生は再度僕達夫婦へと確認をとってきた。


 だから僕と何太后さまの二人は仲良く王允先生へと。


「うむ、そうなのじゃ」

「そう、そう、そうなのですよ。王允先生!」


 と説明をした。


「はい、わかりました……。では今後、わたくしの使えるべき主は、何太后さまと、理君の二人……。そして何進大将軍さまでよろしいのですよね……。何太后さま……?」



(済)

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