「うむ、そうじゃ、王允……。朕と李儒理樹と姉上さまの三人に対して精魂込めて尽くすのじゃ、ぞ。前世の通りで……」、「カッ、カカカ……」

　と、王允先生の問いかけに対して何太后さまは、何処かのちりめん問屋の御隠居さまのように高笑いをしながら告げた。

　だから何処かの国の悪代官さまのように王允先生は、その場に座り込み。

「はっ、はぁ～」

　と中華式の正式な高官らしい、自分の両手を使い一礼しながらかしこまりましたと告げると。

「貂蝉！　あなたも～、何太后さまと理君に頭を下げなさい～。今日から御二人は私わたくし達の主になる御方なのですから～」

　王允先生は僕と貂蝉の二人が予想もしない言葉を告げてきた。

　だから僕と貂蝉の二人は、

「「えぇ～！」」

　と仲良く驚嘆をした。

　でも僕は直ぐに『シメシメ』と思うから。

「くっ、くくく」

　と気持ち悪く笑えば。

『チラリ！』と貂蝉の方を見て『ニヤリ』と気味悪く笑ってやると。

（済）