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第51話 僕の異国情緒溢れる女神様はもしかして優秀? (3)

「うりゃぁああああああっ!」

「わりゃぁああああああっ!」


 何進大将軍何姉さんと皇甫嵩将軍の二人が威勢──覇気のある声音で叫びながら、自分達が指揮する重装甲騎馬隊にてで突撃を決行──!


 それも?


「「「「「ピィ、イイイイイイッ!」」」」」


「「「「「キャァ、アアアアアアッ!」」」」」


 と、何度も騎馬突撃を決行するものだから。



「ウギャァ、アアアアアアアアアアアアッ!」


 と刹那だよ。


 前世の僕こと……李儒はね……。断末魔のような絶叫を放ちつつ、両将軍の強力な騎馬突撃を食らい。魔物化した李儒の左足はまた吹き飛ぶから。


「姉上さま~、皇甫嵩~。二人は凄い! 凄い!」


 何太后さまは幼い少女のように木馬ちゃんの馬上にて、両手を叩き、はしゃぎながら御二人を絶賛……。歓喜をするのだけれど。


「何太后さま! 今何進将軍と皇甫嵩将軍がの騎馬突撃によって吹き飛ばした左足の傷口へと、方円の陣から偃月の陣へと変え、攻撃力を高め──和弓ロングボウにて攻撃をおねがいします……。奴には自己回復(小)が備わっているみたいなので、至急攻撃の方をおねがいます……」


 僕は木馬の馬上にてお猿さんになり『キッキッ』と騒ぐお茶目な何太后さま駄女神さまへと、彼女の軍師らしく嘆願をした。




(済)


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