「えっ!」
何太后さまは僕の指示を聞き、驚嘆するけれど。
「うむ、わかったぞ!
と、何太后さまは僕の指示を了承したと告げると。
「みなのもの~、我が隊は今から防御重視の方円の陣から、直ちに攻撃的な偃月の陣へと軍師殿の指示通り変えるように、わかったの~?」
何太后さまは、御自身が召喚した埴輪仕様のおチビな兵隊達へと、前回よりも馴れた口調で指示をだした。
僕はそんな
我が家の奥さまも最初の頃よりかは随分、戦闘に対してよくなってきたな感心するのだけれど。
まあ、本来ならば家の女神さまは、アニメやマンガ、ライトノベルに出演している西洋式の女神さまや精霊さま達よりも優秀なアジア式の女神さま、天女さまだからね。
だってさ、僕達のアジア式異世界ファンタジーの冒険譚は、日本に普通に帰還もでき、
それにこちらの世界で何太后さまが所持している漢王朝の莫大な金銀銅貨、財宝は中国マネーや日本マネー……。ドルやユーロにも変えることが可能な優れものだから。
婿養子の僕はいきなり超お金持ちのボンボンさまへと大出世をしていると言う訳でね。
まあ、それぐらい家の駄女神さまは、実は優秀な近代的、未来的な光の女神さまなのだよ。
(済)