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第73話 後書きは、ちょっと話を遡りします(7)

「……う、うん、そうだね……。わかったよ……」


 僕は貂蝉に対しては董卓閣下の軍師をしていたこともあり、ツンツンの悪役令嬢さまでもあった。マジで超性格も悪いビッチの貂蝉に対しては、一つ屋根の下で暮らすまでは、上から目線でくるコイツにも後れをとることもなく強かった。


 でも貂蝉は董卓閣下や、あの呂布奉先を手玉にとった悪女……。まあ、悪役令嬢さまだから、男性とどのように接すれば、自分の丁稚、下僕にして傀儡できるかを知っているから。


 僕も貂蝉と暮らしだして、こいつの尻に敷かれ、傀儡されているのと。貂蝉は三国志でも超人気のヒロインだけあって三次元……、リアルの様子の方も本当に舞姫と言った感じの中国美人の少女でね、家の学園……。


 そう後漢の莫大な隠し金や資産を持つ、何太后さまが家の親戚のお爺さん連中に頼まれて買い取り、出資を始めた、この島唯一の高等学校でも超人気者……。アイドルでね……。来年の学園の募集の方も貂蝉こいつや姉の王允校長先生……。


 そして理事長の何太后さま達、中国美人三人が学園の顔でポスターに映し出されているから。生徒や父兄を含めて、三人目当てで募集定員の方も、もう既にオーバーをしている状態だから。


 僕は貂蝉に楯突くことはできない……。もしもこのビッチに僕が楯突くと明日から学園内で一人寂しい学園生活を送らないといけなくなるのと。


 島や町おこしの手伝いの方も僕とは違い。自ら進んでしている貂蝉だから僕は親戚の爺さん達や婆さん……。おじさんやおばさん達からも村八分や町八分にされるから。


 僕は貂蝉に楯突くことをもう辞めて、大人しく主夫業をおこなっていると。









(済)

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