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第132話 やはり我が家の女神様は……(3)

「うぎゃぁ、あああっ! うぎゃぁ、あああっ! 痛い! 痛い~! 許してぇ~、許してたもれぇ~! 李儒理樹~! 李儒理樹~!」


 だから我が家の駄女神さまは、駄女神らしく自分の口から絶叫と悲鳴をあげながら僕へと許しを乞うてくるから。

 僕は駄女神さまの主らしく致し方がない。今回はこれぐらいの体罰で許してやるかと僕は思い。コブラツイストをかけた自分の両腕を解く。


「痛い、痛かったぞ、李儒理樹……。何でぇ~、朕に酷いことをするのじゃ~? 結婚する時の約束が違うではないか~?」


 プンプンと我が家の駄女神さまは不満を僕に告げてきた。


 でも我が家の駄女神さまの僕への不満はこれぐらいで収まる訳ではなく。


「朕は何故急に夫からドメスティックバイオレンスを受けねばならぬ、のじゃ~? それは可笑しい~? 可笑しいぞ~、李儒理樹~!? 朕は夫に対して何も悪いことなどしていない。いないのに急にプロレス技をかけられたから朕は後で母上さまと父上さまに、李儒理樹からドメスティックバイオレンスを受けたぁ~。だから叱ってくれと嘆願をしてやるからなぁ~。覚悟しておれよ、李儒理樹~! ついでに警察にもいってぇ~。傷害事件として訴えてやるからな李儒理樹~! 朕はでるところへでてやるからなぁ~。覚悟をしておれよ~」



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