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第134話 やはり我が家の女神様は……(5)

「それに縄で身体を縛られたら、お腹にいる子が流れてしまうから、そんな酷いことはしないでたもれ……」とも告げてくるから。


 僕の口から「あっ!」と驚嘆が漏れてしまう。


「ごめん、に変なことを言ってしまって……。もう二度と言わないし。優しくするからごめんね……」


 僕は何太后さまへと心から申し訳ないと謝罪をしたと説明をすれば。


『えぇ、えええええええええっ! どう言うこと~~~!?』


 僕と何太后さまが一緒に生活を初めて日が浅いのになんで、リアル嫁のお腹の中に子が? と、みなさん思うかも知れないけれど。僕が以前説明をした通りで。何太后は女神になる前は悪霊、怨霊でね。弁王子と親子仲良く僕の枕元に立つだけではなく。

 何太后さまは僕の床に潜り込んでは優艶に甘え、生気と精気を吸い取って、自分の養分にしていたのかな? その時におめでた……。妊娠したみたいでね。今日本の産婦人科にもマジで通っていると言う訳でね。


 それでも僕が半信半疑でいれば遺伝子検査までしてきて。僕の子で間違いないと実証されているのだよ。


 だから僕は直ぐに何太后さまのお腹をヨシヨシと撫で労りながら謝罪をおこなった。


 そしてお腹にいる子供にも向かって「パパが悪くてごめんね」と謝罪をしながら優しく撫で労った。



 ◇◇◇


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